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横浜山手西洋館巡りまとめ!カフェ・ランチ含む所要時間と周辺スポットの歴史も解説

投稿日: 2020年08月19日
外交官の家

幕末から明治32年まで外国人居留地だったことから、西洋館めぐりが観光コースとして定番になっている横浜山手。横浜市が保存公開している7つの西洋館は入館料無料です。周辺スポットも巡りカフェ・ランチもしたので、体験談をもとにアクセス・歴史的見どころを解説します。

※新型コロナ対策で館内部が撮影できない等の制限もありましたので、その辺もお伝えします。

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横浜山手西洋館とは

横浜山手西洋館ミニチュア

山手イタリア山公園にある横浜山手西洋館7館のミニチュア

一般的に横浜山手西洋館と呼ばれているのは、公益財団法人横浜市緑の協会が指定管理者となって管理運営している7つの洋館(館名は下記の表に掲載)のことです。

他には、民間に渡り改装され、カフェ・レストランやミュージアムとして利用できる洋館、存在してるけど非公開の洋館などがあります。

また、外国人居留地だったことから、歴史ある教会建築も複数見られます。教会というのも広い意味では洋館にあたるのかなと考えます。

7つの洋館
休館日場所喫茶室
外交官の家第4水曜日山手イタリア山庭園
ブラフ18番館第2水曜日山手イタリア山庭園
べーリック・ホール第2水曜日元町公園
エリスマン邸第2水曜日元町公園
山手234番館第4水曜日元町公園
横浜市イギリス館第4水曜日港の見える丘公園
山手111番館第2水曜日港の見える丘公園

7つの洋館は横浜山手の3つの公園内に分散しています。1日で巡ることも可能ですし、時間が無ければ公園単位で絞ってゆっくり見学するというのも良いと思います。

注意点としては、月に1回水曜日が休館になること。第2のところと第4のところがあるのでお気を付けください。

定休日場所喫茶室
横浜山手テニス発祥記念館第3月曜日山手公園
旧山手68番館第3月曜日山手公園

また、7洋館のリストからは外れますが、山手公園に同じ公益財団法人横浜市緑の協会が管理運営している施設が2つあります。

営業時間

9:30~17:00

7つの洋館は開館時間が9時30分からと早いので、午前中から散策を進めることができます。また、例年夏季(7・8月)に営業時間が延長(~18:00)となっているようですが、2020年については延長されていません。

休館日

第2水曜日または第4水曜日(上記表を確認)、山手公園の施設は第3月曜日

※祝日の場合は翌日休み、年末年始は休み

入場料

無料

喫茶室

  • 外交官の家(ブラフガーデンカフェ)
  • 山手111番館 (カフェ・ザ・ローズ)

現在喫茶室を併設している洋館は上記の2つです。

エリスマン邸で営業していたしゅうゆ・きゃふぇは元町に移転しています。

※最新の情報は下記「横浜山手西洋館公式サイト」でご確認ください。

公式サイト:http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/yamate-seiyoukan/

横浜山手西洋館マップ

横浜山手西洋館巡りのマップ

指定管理者の横浜市緑の協会から便利なマップが出ています。私は横浜駅西口のJRタワー2階の横浜駅観光案内所でこのマップをもらってきました。また、横浜山手西洋館公式サイトで同じマップの確認・ダウンロード等ができます(MAP)。

各西洋館現地でも、表には出していないかもしれませんが、申し出ればマップはもらえます。

コースについて

西洋館がある公園はだいたい「山手本通り」沿いにあるので、慣れれば難しくないです。マップのコース通りに行くと下記の順番になります。

石川町駅方面⇔

1.山手イタリア山庭園(外交官の家・ブラフ18番館)⇔

2.山手公園(横浜山手テニス発祥記念館・旧山手68番館)⇔

3.元町公園(べーリックホール・エリスマン邸・山手234番館)⇔

4.港の見える丘公園(横浜市イギリス館・山手111番館)⇔

元町・中華街駅方面

スタートは、山手イタリア山庭園、港の見える丘公園どちら側からでも問題ありません。

公式が発行しているマップでは、山手イタリア山庭園の洋館から最初にナンバリングされていたので、後述の体験談では、一応それに準じてJR石川町駅からスタートおります。

所要時間

実際に巡ってみたところ、横浜山手西洋館7館(館内も見学)、山手公園の2館(館内も見学)、カフェ2軒立ち寄り(喫茶エレーナ・えの木てい)、カトリック山手教会(館内も見学)、ブリキのおもちゃ博物館(館内も見学)などを見学して「約5時間」でした。

朝一で出発していれば、あと1か所くらいはこなせたかも?

もし、再訪などで横浜山手西洋館7館の内部を見学しないのであれば、だいぶ時間の節約ができるので、その分山手にあるミュージアム巡りに時間を当てたりといった楽しみ方もあるかと思います。

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横浜山手西洋館の見学の注意点

野毛山動物園

外靴を入れる袋、同協会が管理している野毛山動物園のでした

山手は坂道が多いので歩きやすい靴がおすすめ。それと、館内を見学するときは、ほとんどの洋館で靴を脱いでスリッパに履き替えなくてはなりません。着脱しやすい靴がおすすめです。

新型コロナ対策について

西洋館のコロナ対策

新型コロナ対策ということで、館内部の見学はできますが、内部撮影不可となっています。見学場所も1階のみに限定などの制限がありました。

あと、入館時に申告書(日時・名前・連絡先・健康チェックにレ点)の記入が必要でした(各館ごとに必要)。

※訪問する際は事前に公式サイトで注意事項をご確認ください。

【重要なお知らせ】館内の見学にあたってのお願い|お知らせ|山手西洋館公式サイト

横浜山手西洋館めぐり

横浜山手西洋館めぐりで巡ったスポットを順番に紹介していきます。上に紹介したマップに従って移動しています。

最初に申し上げておきますと、うっかり月曜日に訪問したので、山手十番館とミュージアム系は定休日にあたってしまいました。そういったスポットは道順の参考になるよう、外観だけ撮影してきました。

JR石川町駅からスタート

JR石川町駅

JR石川町駅の元町口(南口)から横浜山手西洋館めぐりスタートです。

ところで、これから訪問する洋館には、ブラフという名前がよく出てきます。これは「切り立った崖」という意味で、山手の地形を象徴しています。感覚としては山手と同義語です。

山手イタリア山庭園

山手イタリア山庭園

大丸谷坂という坂を上ると、「外交官の家」「ブラフ18番館」がある、山手イタリア山庭園に到着します。

「外交官の家」に隣接してヨーロッパ風の美しい庭園が広がり、ランドマークタワーも見える開放的な眺望を楽しむことができます。庭園に面したブラフガーデンカフェで休憩するのも素敵。

「ブラフ18番館」の近くには横浜山手西洋館7館のミニチュアが設置されているので、記念撮影には最適です。

関連記事 ※詳しい体験談は下記に記事にまとめています。

横浜山手イタリア山庭園(外交官の家・ブラフ18番館)西洋館散策!行き方と見どころ解説

外交官の家

外交官の家

基本データ
一言で明治政府の外交官内田定槌氏の邸宅
設計者アメリカ人建築家J.M.ガーディナー
建築年明治43(1910)年
移築・公開年平成9(1997)年
文化財国指定重要文化財

「これぞ洋館」という雰囲気のメルヘンチックなとんがり屋根付き外観が特徴。外交官のお孫さんから寄贈され、東京の渋谷区から移築されたものです。

ブラフ18番館

ブラフ18番館

基本データ
一言でオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅
設計者不明
建築年大正末期(関東大震災後)
移築・公開年平成5(1993)年
文化財横浜市認定歴史建造物

山手町45番地という元の場所は判明しているものの、築年や設計者が不明なミステリアスな洋館。関東大震災で損害を免れた建築資材も再利用されて建てられているのだそう。

喫茶エレーナ

喫茶エレーナ

山手イタリア山庭園の近くにあって、眺めの良さでも知られる喫茶店で休憩。季節のパフェや特製かぼちゃプリンのアラモードセットが名物で、モーニングやランチのメニューもあります。

私はギリで間に合わなかったのですが、9時から11時までのモーニングサービスがお得で人気のようです。山手イタリア山庭園を朝一に見学して、喫茶エレーナでモーニングという組み合わせがいい感じなのでは?

関連記事 ※詳しい体験談は下記に記事にまとめています。

横浜山手「喫茶エレーナ」のメニューを紹介!石川町駅から地元に愛される名店に行ってみた

カトリック山手教会

カトリック山手教会

山手本通りの途中にあります。ここの角を曲がれば、寄り道コースの山手公園。曲がらずまっすぐ行けば洋館がある元町公園です。

訪問時、聖堂内部が解放されていたので見学もしてきました。

関連記事 ※詳しい体験談は下記に記事にまとめています。

カトリック山手教会の聖堂(横浜市認定歴史的建造物)を見学!アクセス方法ついて

山手公園

山手公園

山手公園は、時間に余裕のある方には立ち寄ってみてほしいスポット。

日本初の洋式公園で、日本のテニス発祥の地。「横浜山手テニス発祥記念館」「旧山手68番館」があり、テニスコートが開けていて良い公園です。

関連記事 ※詳しい体験談は下記に記事にまとめています。

山手公園(横浜山手テニス発祥記念館・旧山手68番館)散策!テニスコート広がる洋式公園

横浜山手テニス発祥記念館

横浜山手テニス発祥記念館

洋館風の建物は平成の建築。中にはテニスの歴史にまつわるものが展示されており、テニスをする外国人婦人のドレスの展示が目を引きます。

旧山手68番館

旧山手68番館

昭和9(1934年)に外国人向け賃貸住宅として山手68番地に建てられた平屋建ての洋館で、現在は山手公園管理事務所&テニスのレストハウスとして利用されています。

見学は自由にでき、昔の暖炉があるかと思えば、自販機も設置されている。そんな場所です。

元町公園

カトリック山手教会から山手本通り沿いに進むと元町公園があります。園内プールやレトロな電話ボックスが特徴です。

元町公園には、「べーリックホール」「エリスマン邸」「山手234番館」の3つの洋館があり、「山手80番館遺跡」という洋館の遺構も。

関連記事 ※詳しい体験談は下記に記事にまとめています。

横浜・元町公園洋館巡り(べーリックホール・エリスマン邸・山手234番館)!歴史を偲ぶ

山手80番館遺跡

山手80番館遺跡

関東大震災で倒壊してしまった洋館の基礎部分が見られる場所です。スルーされがちなスポットかと思いますが、私廃墟が好きなのでのぞいてみました。

関連記事 ※詳しい体験談は下記に記事にまとめています。

横浜・山手80番館遺跡 | 元町公園エリスマン邸裏手にひっそり佇む遺構

べーリック・ホール

べーリック・ホール

基本データ
一言でイギリス人貿易商B.R.ベリック氏の邸宅
設計者アメリカ人建築家J.H.モーガン
建築年昭和5(1930)年
公開年平成14(2002)年
文化財横浜市認定歴史建造物

山手の洋館の中で最大級の建物。スペイン風の建築で、太陽が似合うというか陽気な雰囲気があるような気がします。

山手で見られるアメリカ人建築家J.H.モーガンの建物は「べーリック・ホール」のほか、「山手聖公会」「山手111番館」があるのでまとめて押さえておきたいところです。

エリスマン邸

エリスマン邸

基本データ
一言でスイス人貿易商フリッツ・エリスマン氏の邸宅
設計者チェコ人の建築家アントニン・レーモンド
建築年大正15(1926)年
移築・公開年平成2(1990)年
文化財横浜市認定歴史建造物

「近代建築の父」といわれるアントニン・レーモンドが設計した洋館。現地の解説文を読むと、所有者が転々と変わり、新しいマンションの建設も決まり、あわやというところで調べてみたら価値ある建築だったと判明したので保存の運び、というようなことが書いてありました。

山手234番館

山手234番館

基本データ
一言で外国人向けの共同住宅(アパートメントハウス)
設計者朝香吉蔵
建築年昭和2(1927)年頃
公開年平成11(1999)年
文化財横浜市認定歴史建造物

元町公園のレトロな電話ボックスがあるポイントの道路を挟んだ向かいにある洋館です。

移築ではないので、実際の住所も山手町234-1で建物名と数字があってます。真ん中に4つの玄関扉があり、上下左右4世帯分、3LDK共同住宅だったそうです。

横浜山手西洋館では各館共通のグッズが販売されていますが、全種類見られるのが山手234番館ということです。グッズ見たい方はチェックしてみてください。

えの木てい(旧山手89-6番館)

えの木てい

えの木ていは、洋館を改装してオープンした横浜山手で有名なお菓子屋さんです。内装もアンティーク調で素敵です。

1階はティールームでケーキセットやランチとして食べられるメニューが提供されています。2階はショップになっており、お土産を買うのにおすすめです。

山手の路上に建てられたマップを確認すると、「旧山手89-6番館」と表記されていることもあります。「山手234番館」とは隣り合っていて、両方が朝香吉蔵の設計の建物です。

関連記事 ※詳しい体験談は下記に記事にまとめています。

横浜山手「えの木てい本店」でランチ&ケーキカフェ!メニューを紹介します

山手聖公会

山手聖公会

山手本通り沿いにあるイギリス国教会の流れを汲む教会の聖堂です。

べーリック・ホールで登場したJ.H.モーガン建築の建物。大谷石を使ったノルマン様式の聖堂です。堅牢というか要塞というか、そんな雰囲気もありますが、重厚感がある美しい教会堂だと思います。

ブリキのおもちゃ博物館

ブリキのおもちゃ博物館

山手聖公会の角を曲がるので、ちょっと寄り道コースになりますが。なんでも鑑定団でおなじみの北原さんがオーナーの博物館です。こちらの博物館も、この地の洋館を改装してオープンさせています。

関連記事 ※詳しい体験談は下記に記事にまとめています。

ブリキのおもちゃ博物館で『やまとなでしこ』のカメレオン見てきた!胸キュン

山手十番館 レストラン&カフェ

山手十番館

山手本通り沿いにある山手で有名なカフェ&フランス料理のレストランです。

月曜日が定休日で、訪問時はクローズしてました。

すぐ近くに「山手資料館」という明治の洋館もあるのですが(写真撮り逃し)、こちらも月曜日が定休日でした。

横浜外国人墓地

横浜外国人墓地

門をくぐり、広場の端まで行くと眼下に十字架の外国人墓地が広がっています。

「べーリック・ホール」「山手聖公会」「山手111番館」を横浜に遺したJ.H.モーガンもこの場所に眠っています。

外国人墓地のところで海側に曲がり、港の見える丘公園を目指します。

岩崎ミュージアム

岩崎ミュージアム

港の見える丘公園に向かう途中、岩崎ミュージアムがあります。

月曜日が休館日だったので訪問時はクローズしてました。開館状況を公式サイトを確認してみたところ、新型コロナ感染対策で、博物館の入館は予約制。カフェ「アナーキーママ」は営業休止中となっていました(2020年8月19日の情報です)。

港の見える丘公園

港の見える丘公園

港の見える丘公園には「横浜市イギリス館」「山手111番館」という2つの洋館、「大佛次郎記念館」「神奈川県立近代文学館」という2つの博物館があります。

フランス領事館跡やバラ園(5月10月が見ごろ)、展望台など見どころが多いので、ここだけで1日過ごせそうな公園です。

関連記事 ※詳しい体験談は下記に記事にまとめています。

横浜・港の見える丘公園の洋館(山手111番館・横浜市イギリス館)見学!バラ園が近く

横浜市イギリス館

横浜市イギリス館

基本データ
一言で英国総領事公邸
設計者上海の大英工部総署
建築年昭和12(1937)年
公開年平成14(2002)年
文化財横浜市指定文化財

鉄筋コンクリート製のカチッとした建物で、個人住宅の雰囲気とは異なる洋館です。広い敷地と建物規模をもち、東アジアにある領事公邸の中で格上の公邸だったそうです。

山手111番館

山手111番館

基本データ
一言でアメリカ人ラフィン氏の住宅
設計者アメリカ人建築家J.H.モーガン
建築年大正15(1926)年
公開年平成11(1999)年
文化財横浜市指定文化財

「べーリック・ホール」と同じ建築家J.H.モーガンによる洋館。スペイン風という建物洋式も同じで、玄関前の3連アーチという部分的な共通点がありますが、全体的には異なる印象です。

傾斜地に作られているので、正面玄関から見ると2階建て、カフェ「カフェ・ザ・ローズ」側から見ると3階建てに見え、一番下の階は地下階となっています。

大佛次郎記念館

大佛次郎記念館

月曜日が休館日です。

休館日を除き、10時から17時(最終入館16時30分)で開館していますが、ティールーム「霧笛」が臨時休業することがあるので、行かれる方は公式サイトをご確認ください。

県立神奈川近代文学館

県立神奈川近代文学館

レンガ造りの陸橋・霧笛橋を渡った先に県立神奈川近代文学館があります。

月曜日が休館日です。訪問時は休みということで、橋は渡りませんでした。公式サイトによると、休館日以外は普通に利用できるようです。

あかいくつ

あかいくつ

港が見える丘公園で横浜山手西洋館めぐり終了です。公園前の谷戸坂を下っていくと、みなとみらい線「元町・中華街駅」5番入口に到着します。

また、港の見える丘公園前の停留所は、周遊バス「あかいくつ」の発着もあります。私はこのバスで終点の桜木町駅までの帰路となりました。桜木町駅を起点に、赤レンガ倉庫や横浜中華街など、横浜人気観光スポットをめぐっているので、途中下車して横浜観光を続けることもできます。

逆に、港の見える丘公園からスタートする場合も、桜木町駅から「あかいくつ」を利用すれば、車内で観光名所のアナウンスが聞けるので、観光気分が高まって良いのではないかと思います。

まとめ

新型コロナの影響で館内の写真撮影ができなかったのが残念でした。それでも、横浜山手西洋館7館その他もろもろ見学して楽しかったし、山手の街が好きになりました。

道のりについては、初回ということで少し道に迷うところはありましたが、もう覚えました。2回目以降は目をつぶっても行かれます(嘘)

あと、休館日の月曜日に訪問したので、ミュージアム見学はほぼ全滅という結果でした。ただ、仮に営業日に訪問したとしても、どのみち全部は回り切れなかったと思われます。

2周目の横浜山手西洋館巡りとして、ミュージアム制覇を目標に再訪したいと思っています。

基本情報

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