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横浜・元町公園洋館巡り(べーリックホール・エリスマン邸・山手234番館)!歴史を偲ぶ

更新日: 2020年08月19日
山手234番館

横浜山手西洋館めぐりで有名な「元町公園」。付近に「べーリック・ホール」「エリスマン邸」「山手234番館」という3つの西洋館があるので、アクセスや見どころ解説します。入館料無料のスポットです。

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べーリック・ホール

べーリック・ホール

べーリック・ホールは、昭和5(1930)年、イギリス人貿易商バートラム・ロバート・ベリック氏の個人邸宅として建てられた洋館で、現存する山手外国人住宅の中では最大規模のものです。

建築様式はスパニッシュスタイルで、3連アーチの正面玄関、四葉風の小窓(クワットレフォイル)などが特徴となります。

ふと思い出しましたが、米国領グアムにはスペイン広場という観光地があって、そこにも3連アーチがあったりしました。なぜグアムって感じですが、庭園の植物が南国風ですし、べーリック・ホールの雰囲気自体がなんとなく陽気な感じがするので思い起こされたのかもしれません。

横浜山手聖公会の外観

横浜山手聖公会の外観

設計は、1920年に来日したアメリカ人建築家J.H.モーガンよるもの。

「山手111番館」、「横浜山手聖公会」、「根岸競馬場」など、横浜にも多くの建築を残したモーガンは、現在横浜外国人墓地に眠っているそうです。

「横浜山手聖公会」は山手本通りにありますので、元町公園から「山手111番館」がある港の見える丘公園方向に進めば、道中で外観を見学することができます。

べーリック・ホール

さて、べーリック・ホールは第二次世界大戦前まで住宅として使用されていました。

ベリックの没後は、2000年までセント・ジョセフ・インターナショナル・スクールの寄宿舎として使用され、同校閉校後は横浜市に寄贈され、2002年に一般開放されました。

2001年には横浜市認定歴史的建造物に選定されています。

べーリック・ホール

べーリック・ホールは元町公園の施設として、館内と庭園を無料で見学できます。

また、結婚式場としても人気があるようです。敷地が600坪と広く、敷地が独立して囲われているので、確かに式場には向いていそうな感じです。

べーリック・ホール

館内部の見学はできますが、訪問時は新型コロナの対策で内部撮影不可。見学場所も制限がありました。あと、入館時に申告書(日時・名前・連絡先・健康チェックにレ点)の記入が必要でした(各館ごとに必要)。

べーリック・ホール

1階のパームルームに設えられた、ライオンの壁泉とお揃いのものが外壁にもついてましたので撮影してみました。

エリスマン邸

エリスマン邸

べーリック・ホールを後にし、元町公園内にある「山手80番館遺跡」を見学後、並びにあるエリスマン邸へ。

エリスマン邸

エリスマン邸の周りにはイスやテーブルが設置されているのですが、そこでくつろぐ人の姿がナチュラルで、元町公園に溶け込んでいる雰囲気が感じられました。

エリスマン邸

デザイン的にはシンプルで、横浜山手に並ぶ西洋直輸入テイストの洋館とは異なったモダンな雰囲気を醸し出しているのがポイントです。

エリスマン邸

エリスマン邸は、大正15(1926)年に山手町127番地に建てられたスイス人貿易商エリスマンの私邸です。設計は「近代建築の父」といわれるチェコ人の建築家アントニン・レーモンドです。

エリスマン邸設計当時のレーモンドは、師匠であるアメリカ人建築家フランク・ロイド・ライトのもとから独立して間もないころでした。エリスマン邸は師匠の影響がみられる一方、その後のレーモンドのモダンな作風を感じさせる移行期の作品と位置づけられています。

エリスマン邸

昭和57(1982)年、マンション建築のため一度解体されましたが、平成2(1990)年、元町公園内に移築復元されました。山手の公開西洋館第1号ということです。

創建当時は木造2階建てで和館が併設されていましたが、移築の際には部材が残っておらず、復元されなかったそうです。

エリスマン邸

※例により内部撮影禁止の為、館内の写真はありません。

エリスマン邸と言えば喫茶室の「しょうゆきゃふぇ」を楽しみにしている方もいらっしゃるかもしれませんが、こちらのカフェは「しょうゆきゃふぇ元町」として移転リニューアルオープンしています。現在エリスマン邸には喫茶室はありませんのでご注意ください。

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山手234番館

山手234番館

元町公園のレトロな電話ボックスの向かいに位置する、石造りの門構えが印象的な山手234番館は、関東大震災の復興事業の一つとして、昭和2(1927)年頃に外国人向けの共同住宅として建てられたアパートメントハウスです。

山手234番館

建設当時は、4つの同一形式の住戸が、中央部分の玄関ポーチを挟んで対称的に向かい合い、上下に重なる構成をもっていました。間取りは3LDKだったそう。

現在の入口も4枚ドアがある玄関になっています。

山手234番館

昭和50年代頃まで実際にアパートメントとして使用されていました。平成9(1997)年から取得した横浜市が保全改修工事を行い、平成11(1999)年から一般公開されています。

1階は外国人の暮らしを再現した居間やパネルを展示、2階は貸しスペースになっています。

また、横浜山手西洋館では各館共通のオリジナルグッズが販売されていますが、全種類揃っているのが山手234番館。売り場も広いのでグッズを買うなら山手234番館が一番おすすめです。

山手234番館

山手234番館に隣接し、山手89-6番館(現「えの木てい」)があります。

共に設計者は朝香吉蔵という人物です。

えの木てい

山手の歴史に思いを馳せながら、えの木ていでティータイムというのも素敵です。

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へのアクセス

元町公園

今回、私はJR石川町駅から出発し、元町公園へは横浜山手イタリア山庭園経由、山手本通りを徒歩で散策訪問しています。

直接のアクセスは、電車を利用の場合はみなとみらい線「元町・中華街」駅、6番出口(アメリカ山公園口)から徒歩10分。バスを利用の場合はJR「桜木町」駅から、神奈川中央交通バス11系統で「元町公園前」下車徒歩1分となります。

ところで、山手と言われる場所に「元町公園」という名称の公園があることが不思議だったのですが、住所を調べてみると、元町公園及びエリスマン邸の所在地は実際に元町1丁目でした。

同じ元町公園の施設でも後から編入されたべーリックホールの住所は山手町(72)、山手234番館も住所は山手町(234-1)となります。

基本情報

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