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山手資料館(横浜市認定歴史的建造物)を見学!外国人墓地をのぞむ山手十番館庭内の洋館


山手資料館

横浜山手西洋館めぐりで「山手資料館(横浜市認定歴史的建造物)」を訪問。バラ園や館内の展示品を見学してきました(入館料300円)。山手十番館レストラン&カフェの庭内に建つ木造西洋館で敷地内に「かながわの景勝50選 外国人墓地周辺」の石碑もあります。

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山手資料館を見学

山手資料館

元町公園の桜や横浜山手聖公会を見学した後、ドールハウスのような洋館を発見。

明治42年に建てられた横浜市に残る唯一の木造西洋館「山手資料館」の側面側です。

山手資料館

山手本通り沿いに山手資料館正面の入口があります。

建物が大通りからやや奥まったところにあるので、横浜山手西洋館めぐりの際、見落としやすい場所かもしれません。

山手資料館

郵便受けの奥側に「かながわの景勝50選 外国人墓地周辺」の石碑があります。この辺りは山手の丘の上から外国人墓地を一望できる眺めになっています。

山手資料館

山手資料館の建物前は開門時は自由に見学できるバラ園が広がっています。

3月下旬の訪問でしたので、バラの花を見ることはできませんでしたが、敷地内の桜が山手資料館を彩っている様子を見られたので今回はこれで良しとします。

山手資料館

いつかバラを見に再訪したいです。

山手資料館

庭園を奥まで散策すると、山手本通り沿いのお隣「山手十番館レストラン&カフェ」側へ。庭同士がシームレスに繋がっているようです。

山手資料館

山手資料館に隣接する白い建物。パッと見たところ表札も看板もなかったので謎でしたが、後で調べてみると、「ほのか」という酵素風呂の施設でした。隠れ家サロンなのかな。

山手資料館

その隣にお手洗いがあります。

山手資料館

山手資料館の建物入口付近にあるグリーンベンチと復元されたガス灯は見どころの一つです。

山手資料館

グリーンベンチとガス灯という看板があります。

明治初年米国よりグリーンベンチが横浜共立学園に送られ「伝道のイス」とよんで親しまれました。 ガス灯は明治5年横浜・馬車道に初めて点火されました。園内の2基は当時のガス灯を復元したものです。

ちなみに馬車道十番館の店舗前にも同様のグリーンベンチ&ガス灯が設置されています。

山手資料館

エントランスに置かれている明治・大正期に使用された乳母車や床のタイルが可愛いです。

この乳母車は、馬車道十番館の名物「ビスカウト」の包装紙の中の絵柄の1つとして取り上げられているそうですよ。

山手資料館の歴史

山手資料館

さて、山手資料館の歴史については思わぬところに詳細がありました。乳母車の中にイン(放置?)されている山手資料館の案内によると…、

山手資料館は株式会社勝烈庵創業50周年記念事業のひとつとして、1977(昭和52)年4月、山手諏訪町にあった中澤兼吉邸(園田氏が管理)を山手十番館庭内に移築保存、山手資料館として開館したとあります。

山手資料館

山手資料館と山手十番館が庭で繋がっているのは、そもそも山手資料館が山手十番館の庭内に設置されたものだったからなのですね。

そして「勝烈庵」の文字を目にして、なぜ庭内に「獅子頭水道」があったのかピンときました。同様のものが勝烈庵の店舗前にも設置されているからです。

山手資料館

その後、山手資料館は1999(平成11)年に横浜市認定歴史的建造物に認定され、横浜市の管理となっているので、現在は勝烈庵のエピソードはあまり表には出てこないのだと思います。

改めて山手資料館の概要をまとめると以下の通り。

山手資料館の建物は1909(明治42)年に本牧本郷町に建てられた旧中澤兼吉邸「和洋併設型住宅」の洋館部分を移築保存活用したものです。

当初は和風住宅に洋館が連結した和洋併設型住宅でしたが、関東大震災後、洋館部分を山手諏訪町に移築。その後、1977(昭和52)年に現在地へ再移築されました。

横浜市内に残る明治期唯一の木造西洋館として貴重な建物です。

山手資料館

山手資料館庭園のバラ植栽は2006(平成18)年。

株式会社勝烈庵創業80周年記念、横浜市緑の協会の緑の街づくり基金創設20周年記念ということでバラ園ができたようです。

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山手資料館の館内を見学

山手資料館

外観だけ見学する方が多数派のようですが、せっかく来たので館内も見学してみました。

開館時間は11:00~16:00。月曜日が休館日(祝日の場合は翌日)です。

入館料金は大人300円、学生(小・中・高・大学生)200円、65歳以上は無料です。

山手資料館

展示品の概要が記されたパンフレット。

山手資料館

館内には記念スタンプコーナーもあります。

山手資料館

館内の写真撮影は商業利用でなけれはOKでした。というわけでバシバシ撮影しているのですが、ブログにUPして良いのか確認していなかったので、念のため掲載はやめておきます。

こじんまりとした室内に、蓄音機やレジスター、ガラス製品などなど、横浜開港時代のアンティークな品々が並んでいました。

2階建ての建物で1階には暖炉があります。ただ家というには部屋数が不足していることから、大邸宅の一部だけ移築されているのだなというのが実感できます。館内1階には洋館に繋がる和室の邸宅部分も含めて再現した旧中澤邸の模型があります。

また、2階には外国人墓地の模型があり、段々畑のような地形を確認できます。墓地に眠る外国人たちのパネルも展示されており興味深いものがありました。

2階の窓から外国人墓地をのぞみ、明治大正期の品々に囲まれていると古き良き横浜がイメージされ、タイムスリップしてみたくなりました。

まとめ

山手十番館

以上、山手資料館の紹介でした。以前は「勝烈庵」の関連施設だったことが地味に驚きでした。

ちなみに、隣の「山手十番館」は勝烈庵の十番目の店として建てられたカフェ&レストラン、後に「株式会社 横浜十番館」として独立して「馬車道十番館」などを開館しています。

山手資料館を見学後は山手十番館で休憩するのが素敵かなと思いますが、訪問時は時間の余裕がありませんでした。山手十番館は別の機会にゆっくり訪問したいと思います。

基本情報

  • 名称:山手資料館
  • 住所:神奈川県横浜市中区山手町247

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