ウェスティンホテル横浜の宿泊記です。2022年6月みなとみらいに開業後に試泊しました。

アフタヌーンティー、ディナー、朝食ブッフェ、プール、部屋レポの詳細は個別にまとめています。本記事ではクラブラウンジ、ウェディング会場、開業前レストランなど通常入れない部分も特別に案内いただきホテル館内施設全体をレポ。宿泊記としてダイジェスト的に紹介します。

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ウェスティンホテル横浜とは

建設中から完成を楽しみにしていたウェスティンホテル横浜。

外観的には周囲に立ち並ぶみなとみらいのオフィスビルと馴染んでおり、“ホテル感”が未知数の施設でしたが、一歩中に入ると高級感のあるシックな佇まいや趣向のある内装インテリアが素敵で魅了されました。

ウェスティンホテル横浜は、2022年6月13日にみなとみらいに開業した最新ラグジュアリーホテル。ウェスティンブランドのホテルとしては国内6軒目となります。

ホテルのデザインは英国・ロンドンに本社を構える「GA デザイン・インターナショナル」が手がけ、地上23階からなる建物の外観は、港町・横浜にちなみクルーズ船をイメージしているそう。

館内インテリア（後ほど紹介）には「横浜」や「神奈川県」、自然とのつながりを表現したデザイン要素を取り入れているのが特徴です（海・森・曲線・ナチュラル素材など）。

随所に和テイストも見られますが、海外デザインの“和”ということで、日本人の取り入れ方とはまた少し違った感性となり、逆輸入的な新鮮さが感じられる雰囲気となっています。

コンセプトとしては、自然志向・健康志向が特徴で、心身ともに満たされた「ウェルビーイング」な時間の提供を目指すライフスタイルホテルとなります。

ウェルビーイングを構成する6つの柱、「Sleep Well」「Eat Well」「Move Well」「Fell Well」「Work Well」「Play Well」を通じ、サービスを提供していることに注目です。

ウェスティンホテル横浜の施設をフロア別に紹介

以下、ウェスティンホテル横浜の施設を各フロア別に紹介します。最初は1階エントランスから。そして最上階23階に行き、下のフロアに下っていく順番で館内ツアーいたします。

1階（エントランス）

チェックインのフロントは最上階23階にあるため、1階のエントランスは待合せに利用できるソファーなどが配置された玄関ホールの空間となっています。

提灯のような照明や水流を感じるオブジェが置かれ、落ち着いたエントランス。

エスカレーターはレストランが入る3階とウェディング施設が入る4階へのみつながっています。奥側に有人の案内カウンター、エレベーターホールがあります。

エレベーターホールは一般向け用と、客室フロアへつながる宿泊者専用の2種類があります。宿泊者専用のエレベーターへはカードキーがないと入場することができないようになっており、セキュリティ面は安心です。

23階（レセプション、レストラン3店舗）

ホテル最上階23階はホテルの顔的なフロア。レセプション、会議室「Port23」、中庭などを備え、レストランは「ロビーラウンジ」「アイアン・ベイ」「コード・バー」の3店舗。23階レストランのドレスコードは“スマートカジュアル”でいずれも高級感のある雰囲気です。

レセプション

23階のレセプションエリア。見晴らしがよく、晴れた日は富士山が見えることも。

大きなシャンデリアは「森林浴」をモチーフにしていて、見つめていると色調が変化していくのがわかります。レセプションデスクの壁には緑があしらわれています。

また、近くにガラス張りの中庭があり、ベランダになっているので外気に触れながら景色を眺めることができます（ベランダへのドアは開くときと開かない時がありました）。

ミーティングルーム「Port23」

建物内なのに外っぽいガラス張りの中庭は、レセプションと反対側の海側にもう一つあり、こちらは天井から外気が通り抜ける作りになっています。雨が降ったら床が濡れてしまうような？

隣接して「Port23」というミーティングルームがあり、神奈川大学みなとみらいキャンパスなどが見えます。ガーデン含め、利用の予約が入っていないときは、ちょっと見学したり、休憩したりすることはOKだそうです。

ロビーラウンジ

レセプションエリアとシームレスにつながる「ロビーラウンジ」。眼下に広がる横浜の街を眺めながら、ドリンクやケーキ、軽食を楽しむことができます。アフタヌーンティーも提供。

併設のペイストリーショップ「シュガー・マーチャント」では、“横浜港からインスパイアされた船型ケーキ”がテイクアウト販売されています。

ケーキはロビーラウンジのメニュー表にも掲載されており、店内飲食することも可能です。

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アフタヌーンティー

ウェスティンホテル横浜のロビーラウンジで提供されているアフタヌーンティーは、船の錨がデザインされたティースタンドにスイーツやセイボリーが並び、スコーンは別皿で提供。ドリンクは飲み放題です。

今回はチェックインより先にアフタヌーンティータイム。訪問時はバラがテーマのセットになっていて、ウェルカムローズスパークリングを飲みながら優雅なひと時。ホテルステイへのスイッチが入るような陶酔を味わいました。

コードバー

ロビーラウンジの奥にある“郵便番号”をコンセプトにしたバー「コードバー」は、15:00からの営業です。

ホテル住所の郵便番号「220-0012」をはじめとし、神奈川県の郵便番号の名前がついたカクテル、モクテルがメニュー表に並びます。

アイアン・ベイ（オープン予定）

オープンキッチンで選りすぐった食材をダイナミックに調理して提供するグリル料理レストラン「アイアン・ベイ」は、ホテルのメインダイニングの位置付けとなります。

キッチン設備のシップが遅れていることから、開業は8月中になるようです。案内いただいた開業前のレストラン内部は広くて高級感があり、オープンに期待できる雰囲気でした。

22階（クラブフロア）

22階はクラブフロアで「ウェスティンクラブラウンジ」とクラブルームがあります。

今回は「Marriott Bonvoy」メンバーのプラチナエリートメンバー以上のゲスト、クラブフロア、スイートルームの宿泊者のみ利用可能な「ウェスティンクラブラウンジ」を特別に見せていただきました。

訪問時は開業してまだ日が浅く、「Marriott Bonvoy」メンバーの方が多くいらしゃっているとのこと。みなとみらいの高級ホテルの中で屈指の広さを誇る467平米のクラブラウンジが満員に近い盛況となっていました。

ウェスティンホテル横浜のクラブフロアでゆっくりと過ごしたい方は、少し落ち着いたタイミングを狙った方がよいかもしれません。

ホテルで一般的に「カクテルタイム」と呼ばれている時間帯のメニューを見学。スイーツコーナーに並ぶいくつかのケーキは、店舗で販売されているレベルの豪華さで驚き。

フードメニューはお酒と一緒に楽しめるオードブルというのが定番ですが、ウェスティンホテル横浜ではお食事系のメニューが充実していて、意外性のあるラインナップでした。

カレーライスが置いてあるのがすごい気になる。常設メニューかわかりませんが美味しそうなオーラが半端なかったです。

また、ウェルビーイングの観点から、アルコール提供時間は20:00までとなっており、宿泊者の深酒や二日酔い防止に配慮しているそうです。

21階～13階（客室フロア）

エグゼクティブスイート キング（リビングルーム）14階

ベイルーム キング（14階）

客室は全373室（22～13階）あり、全室にウェスティンホテルの代名詞ともいえる「ヘブンリーベッド」が導入。ベッドサイドに用意されたラベンダーバームとともに「Sleep Well」を体験することができます。

また、ペットボトルゼロ実現のため、国内マリオットブランドホテルで初めて、全館でのリサイクルボトルでの飲料水を提供してるのも特徴。館内で瓶詰めされた「ノルダック・プレミアムウォーター」のお水は美味しかったです。

エグゼクティブスイート キング（バスルーム）14階

バスルームにはレインシャワーやウェスティンホテルオリジナルの「WHITE TEA」アメニティーなども備えています。

今回「デラックス キング」の15階の客室に宿泊。客室のタイプや眺望についてなど、詳しい体験記は下記の記事にまとめています。

12階～6階（アパートメントベイ横浜）

ウェスティンホテル横浜の建物12階～6階は、長期滞在型ホテル「アパートメントベイ横浜」となっています。入口から完全に別になっているので、ウェスティンホテル横浜に宿泊の際、アパートメントベイ横浜の存在を感じることはないといっていいでしょう。

5階（総合ウェルネスフロア）

5階は1000平米を超えるウェルネスフロアとなっており、構成施設の屋内プール、フィットネススタジオ、スパについては宿泊客のみが利用できます。

横浜の高級ホテルの多くはプールを備えていますが、利用条件はホテルによって異なり、ウェスティンホテル横浜のように、宿泊者であれば無料でプール利用できるところは多くありません。

ヘブンリースパ バイ ウェスティン

国内初登場となる、ホテルブランド名を冠したスパ施設「ヘブンリースパ バイ ウェスティン」。

ウェスティンのウェルネスに対する取り組みを集結したスパ体験を提供。トリートメントルームが4室あり、そのうち2室がカップルトリートメントルームになっています。

プール

屋内プールは長さ20メートル、温水ジャグジー、プールサイドにはカバナタイプのチェアもあります。ロッカールームやシャワーブースを併設し、男性用サウナ、女性用スチームバスも完備。

スイミングクラブのプールとは違い、リゾートホテルの室内プールのような感覚で楽しめます。営業時間が20時までなので、ナイトプールとしては利用できない感じです。

ウェスティン ワークアウト・フィットネススタジオ

ジムは、国内のウェスティンホテルで最大の100平米の広さに最新機器がそろっています。緑を眺めながらランニングマシーンを利用することもできます。

ウェスティンガーデン

5階にはオープンな多目的スペース「ウェスティンガーデン」があります。

こちらは宿泊客でなくても散策可能なガーデンとなっていて、ウェディングのフォト撮影やヨガイベントなどに利用することが想定されているそうです。

隣にはプール専用のガーデンが隣接してしていますが、互いに行き来することはできません。

4階（ウェディング会場）

4階フロアには、ブライダル関連施設やバンケットルームが入ります。ウェイティングスペースのカーペットには花火の柄が。

チャペル「樹（たつき）」。天窓からは自然の光が降り注ぐ結婚式場です。

最大のバンケットルーム「グランドボールルーム」は447平米。会場を2つに分割することも可能な会場です。

3階（レストラン2店舗）

3階レストランは「喫水線（きっすいせん）」「ブラッスリー・デュ・ケ」の2店舗。ドレスコードは“カジュアル”で、23階のレストランより気楽な雰囲気となります。ホテル外側のデッキからも直接アクセス可能で、宿泊者以外の方も来訪しやすいかと思います。

日本料理「喫水線（きっすいせん）」

船が浮いている状態で、船体と水面が交わる線を意味する「喫水線」。居酒屋スタイルで楽しめるモダンなレストランという方向性です。ランチとディナーの間に「コーヒー＆アイスクリーム」の時間があり、専用のアイスクリームカウンターで作られた最中アイスが提供されます。

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カジュアルフレンチ「ブラッスリー・デュ・ケ」

「ブラッスリー・デュ・ケ」は「喫水線」の奥にあるカジュアルフレンチレストラン。

赤を基調にした、どことなくイタリアン的内装で（提供されるのはフランス料理なんですが）、大人っぽい雰囲気ながらもくつろぎながら食事を楽しむことができレストランです。

今回ディナーで利用し、コース料理をいただきました。

朝食ブッフェ

朝食レストランは「ブラッスリー・デュ・ケ」と「喫水線」が1つの会場となっており、和食と洋食のラインナップをブッフェ形式で楽しむことができました。

ふんわりとしたパンケーキ、フレッシュジュースやフルーツ、コールドミートやチーズ、スーパーフード満載のサラダバー、体に優しい和食のお惣菜など、「Eat Well」を実現するヘルシー路線の朝食メニューが充実していました。

ブティック（ブライダルサロン）

「喫水線」の向かいには、ブライダルサロン「The Boutique」が開業予定となっている3階フロアでした。

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まとめ

以上、ウェスティンホテル横浜の宿泊記を交えつつ館内レポまとめでした。

流れとしては、アフタヌーンティーをいただきチェックイン。館内散策やプールを楽しんだ後にディナータイム。ヘブンリーベッドで眠った翌朝、健康的な朝食ブッフェを体験。

コンセプトの「ウェルビーイング」が、インテリアなどの外観、レストランでの食事メニュー、サービス内容など随所に感じられ、心身ともに癒されるホテルステイとなりました。

基本情報

Writing by：はまぴた管理人