ホテルニューグランドに宿泊!本館とタワー館 どっちがよい?おすすめ部屋タイプを徹底解説
山下公園
横浜のホテルニューグランド・タワー館の角部屋(ベイビューコーナーダブル)に宿泊。眺望素敵でした!体験談を交え、本館・タワー館どちらがいいか、おすすめの部屋について徹底解説します。また、客室の内装、備品やアメニティなど、実際に宿泊して気づいた点をまとめました。
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ホテルニューグランドは本館とタワー館どっちがいい?
ホテルニューグランドはレトロ建築な本館と背の高いタワー館の2棟からなるホテルです。宿泊予約の際どちらが良いのか悩みました。
一般的にはクラシックホテルの醍醐味を感じるなら本館、眺望の良さをとるならタワー館といわれていますが、それだけだと決め手に欠けると感じる方もいらっしゃると思い、本記事でできる限り深堀してみました。迷われてるのヒントになれば幸いです。
なお、今回は一般的な客室に絞って解説していくため、スイートルームについては比較対象にしていません。
ホテルニューグランド本館!特徴とおすすめの部屋
クラシックホテルならではの古き良き伝統を伝えているのがホテルニューグランド本館。
戦後、マッカーサー元帥が執務室として使ったことで知られ、宿泊もできる歴史的客室「マッカーサーズスイート(315号室)」を備えているのもこの本館になります。
5階建ての建物の中、客室が入るのは3階と4階だけなのでタワー館より客室数は少ないです。
本館の部屋の一番の魅力はアンティーク調の調度品とクラシックな内装となります。ただし、眺望を楽しむタイプの部屋ではないため窓の造りは小さ目。本館の標準的な客室(「グランドダブル」「グランドツイン」)は、タワー館の標準的な客室(32.0m²)と比較して、コンパクト設計(27.0m²)なのが留意点です。
バスルームは、本館とタワー館では洗面台の設置場所が違います。
本館は洗面台がルーム内のバスタブとトイレの間にあり、タワー館は洗面台がルームの外に独立しています。一概にどちらが良いとは言えませんが、洗面台がインしている分、本館のバスルームの方が広く感じられるというのはあるかもしれません。
そんな本館ですが、お部屋が広い「グランドデラックスツイン(33.5m²)」という部屋もあります。バスルームに独立シャワーブースがついているのがとっておきのポイント。本館で泊るなら一番におすすめしたいお部屋だと思います。
ホテルニューグランドタワー館!特徴とおすすめの部屋
本館が昭和初期生まれなのに対し、タワー館は平成初期生まれ。
高さは18階建で、6階から17階までが客室。全室ハーバービューがうたわれており、眺望の良さが自慢です。客室の方向として、ベイビュー(海側正面)、ベイサイド(みなとみらい側)、タワーサイド(マリンタワー側)の3つあることを気に留めておいた方がよいでしょう。
タワー館の方が客室タイプ分けが細かいので、解説していきます。
グランドクラブフロア(高層階)について
ホテルニューグランドの高層階15階~17階は「グランドクラブフロア」で、専用キーがないと立ち入ることができない特別階になっています。
16階に専用ラウンジがあり、グランドクラブフロアと本館含むスイートルーム宿泊者が利用可能。ただ、専用ラウンジといってもセルフサービスでコーヒー紅茶が飲めるだけ。フードプレゼンは無いので、それほど引きは強くないかと思います。
スーペリアフロアとスタンダードフロアの違い
タワー館には「グランドクラブフロア」のほかに、「スーペリアフロア」「スタンダードフロア」があります。
「スーペリアフロア」は、タワー館の中で内装がリニューアルされた客室があるフロアです。リニューアル後のお部屋は、本館クラシックに寄せた貴族っぽい雰囲気です。クラシックホテルの良さと眺望の抜けた明るさ、両方のいいとこどりを楽しみたい方におすすめのお部屋です。
また、スーペリアフロアでは海側正面、みなとみらい側、マリンタワー側の客室向きをそれぞれ選ぶことができます。
「スタンダードフロア」の内装については、タワー館オープン当時の時代感が反映されています。今の目線では量産型のように見えるかもしれませんが、基本的にグランドクラブフロアと同じですし、そんなに悪いというわけでもないかと思います。
スタンダードフロアは客室向きの選択肢が限定的で、海側正面は選べますが、みなとみらい側とマリンタワー側については部屋タイプがひとくくりになっています。
ベストビューは7~10階の間?階数と眺望の関係
6階から17階までが客室で、そのうち15階~17階が高層特別階とされているタワー館。高層階だけが良い眺望と考えがちですが、ホテルのお勧めビュー階はちょっと違います。
海側正面のベイビューというお部屋タイプは、7から10階の間も実はお勧めです。 ここからなら、地上の山下公園から氷川丸、水平線、左右にランドマークタワーから大桟橋、ベイブリッジまで、 港ヨコハマのポイントが一つの視野の中にピッタリと収まるのです。
引用元:https://www.hotel-newgrand.co.jp/room/
私は実際タワー館海側11階の角部屋に滞在していたのですが、(ホテルお勧めからは1階上ですが)眺望はもちろん申し分なしでした。
それと、タワー館5階にある「ル・ノルマンディ」は海側正面のレストランで、眺望がよいことで有名。全部の客室はその上に作られているので、客室で一番低い6階でも海側正面であれば眺望は良いはずです。
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タワー館で重要なのは客室の向き!おすすめは角部屋
要するに、眺望にこだわってタワー館にする場合は、「海側正面」の部屋を選べば間違いがないというのが、私が実際に泊ってみて分かった結論です。
上の客室見取り図はタワー館11階のものですが、図の右側の部屋がベイサイド(みなとみらい側)、左がタワーサイド(マリンタワー側)、下側の部屋がベイビュー(海側正面)の部屋となります。
サイド側の部屋数が多いのに対し、ベイビュー(海側正面)の部屋数はワンフロアに対して4部屋しかない特等席です。
そのうち両側にある2部屋が角部屋が私が特におすすめするお部屋です。
客室タイプでいうと「ベイビューコーナーダブル(グランドクラブフロア、スタンダードフロア)」「ベイフロントコーナーダブル(スーペリアフロア)」がタワー館の角部屋です。
ただ、角部屋はベッドタイプがダブルに限定されてしまうので、ツインタイプのおすすめは海側正面の「ベイビューハリウッドツイン(グランドクラブフロア、スタンダードフロア) 」「ベイフロントハリウッドツイン(スーペリアフロア) 」となります。
まとめ
個人的な見解も含みますが、クラシカルな本館で快適に過ごすならグランドデラックスツイン、タワー館で特に眺望にこだわるなら、階数よりも客室向きがポイントで、ベイビューのお部屋、特にコーナーがおすすめという話でした。
もちろん、今回取り上げていない部屋がよくない部屋というわけではありませんので、ご自身の好みや旅のスタイルによって最適なお部屋を見つけてみてください。
以下、ベイビューコーナーダブル(スタンダードフロア)に宿泊した体験談です。
ベイビューコーナーダブル(スタンダード)に宿泊
タワー館の角部屋、ベイビューコーナーダブルに宿泊。客室階は11階に当たりました。ホテルニューグランド流の接客で、ホテルの方が客室内について詳しく案内をしてくださいました。
キーホルダーに年季が感じられる鍵で入室します。
入口のクローゼット扉が鏡張り。
クローゼットの中はシンプルです。
ホテルの方から「ホテルの中でも眺望の良いお部屋」と案内されます。
一面海のパノラマビューで思わず歓声が漏れます。
私のへっぽこなカメラ技術では1枚にまとめることができなかったので残念ですが、近くに山下公園と氷川丸、遠くにみなとみらいが見える一面海の景色がとても爽やかで、これぞ横浜感満載。もしかしてみなとみらい地区の高級ホテルからの景色よりいいかもと思ったくらいでした。
軽快で爽やかな雰囲気のベッド周り。
ベッドサイドの引き出しにセキュリティボックス。
みなとみらい側の窓辺にデスク。
客室の説明事項やルームサービスのメニュー表があります。
あとは1階にあるそごうショップのご案内。ホテルロゴ入り商品や横浜土産売ってます。
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この辺は少しばかり古さを感じるTVまわり。
引き出しを開けるとパジャマが入っていました。
ベッドの方から水回りを撮影したところ。
今回宿泊したのはスタンダードフロアの客室、タワー館オープン当時の内装となります。全体的な雰囲気は海辺の旅館風?1990年代的ノスタルジーな雰囲気なので、昭和生まれの私的には懐かしく感じられました。
より洗練された内装がお好みの方は、内装がリニューアルされたスーペリアフロアのお部屋がおすすめです。
鏡張りのミニバー。クローゼットといいミラー使い多用のお部屋です。
意外と和風でほうじ茶と煎茶がありました。
サービスのミネラルウォーター。
有料のホットコーヒーが置かれていました。
下は冷蔵庫です。
鏡両サイド縦に照明が入ったオシャレな洗面台。窓のカーテンを開けると鏡に海が写ります。
アメニティはホテルニューグランドオリジナル(日本製)でした。シャンプーやコンディショナーは澁谷油脂株式会社のもの。固形の石鹸もあり、株式会社ペリカン石鹸のものでした。
基本的なものはそろっていますが、体をこするタオルは付いていません。
基礎化粧水などフロントにいえばもらえるアメニティもあります。
バスルームはいかにも古い感じで、狭い空間にバスタブとトイレットだけがあるので閉塞感があります。ここだけは我慢のポイントでした。
ベイビューコーナーダブルの眺望を満喫
窓からの眺めは、山下公園を左右に見下ろせるのがホテルニューグランドならではです。
海に浮かぶ日本郵船氷川丸や山下ふ頭の「ガンダムファクトリーヨコハマ」もよく見えます。
夜は近くにライトアップされた氷川丸やクルーズ船。
遠くに横浜ベイブリッジを眺めることができます。
ホテル宿泊時、ガンダムファクトリーヨコハマはオープン準備中だったのですが(オープン日は2020年12月19日)、動くガンダムの姿を見ることができました。
後で知ったことですが、ホテルニューグランド内にガンダムファクトリーヨコハマのコンセプトルームのプランが日本旅行から発売されたそうで、タワー館スタンダードフロアのベイビューハリウッドツインルームがガンダム仕様にアレンジされているとのことでした。
申し込み先:https://www.nta.co.jp/kokunai/special/gundam/
ということは、私たちが宿泊した部屋の隣がガンダム仕様になっている可能性も。そう考えると楽しくなりました。
みなとみらいや大桟橋の美しい夜景。
角部屋ということで、建物サイド側の窓の向きはマリンタワー側という可能性もあったと思うのですが、宿泊した部屋はみなとみらい側でした。
クリスマスイルミーネーションの時期の平常時とは違うみなとみらいの照明を見ることができ、得した気分になりました。
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まとめ
以上、ホテルニューグランドタワー館の宿泊記となりました。
今回はコーナールームにしたので2方向からの眺望が素敵だったタワー館に大満足でした。本館とタワー館、どちらにも違った良さがあるので、特徴を知ったうえで利用することが宿泊の満足度を高めるポイントかと思います。
もう少し大人になったときに再訪し、クラシカルな本館に宿泊してみたいと思いました。
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基本情報
- 名称:ホテルニューグランド
- 住所:神奈川県横浜市中区山下町10番地
- URL:https://www.hotel-newgrand.co.jp/
2020年11月「ホテルニューグランド」宿泊記