神奈川県立歴史博物館で屋上ドーム見学(通常非公開)!特別展&常設展も無料の無料観覧日に行ってきた
横浜・馬車道にある「神奈川県立歴史博物館」に行って、文化の日に特別公開されていた屋上ドーム、常設展示室&特別展も見学してきました。 建物は明治37年(1904)旧横浜正金銀行本店を利用し、神奈川の文化や歴史を紹介している博物館です。
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神奈川県立歴史博物館を見学してきた
屋上ドームが目印となっている馬車道玄関ですが、そっちではなく裏手に回ったところにある出入口が博物館としての正面になります(どちらから入場しても展示受付には行かれます)。
神奈川県立歴史博物館の建物は、横浜正金銀行本店として1904年(明治37年)に建てられた旧館と、1967年(昭和42年)の博物開館時に増築された新館から構成されており、博物館の正面入り口は新館側ということになるみたいです。
訪問した日は、11月3日の文化の日。馬車道商店街では馬車道まつりが開催されていました。
過去の体験記
神奈川県立歴史博物館では、特別展も常設展も観覧が無料。さらに通常非公開の屋上ドームも大公開されているという大盤振る舞いな1日でした。
屋上ドームを見学するためには館内にて予約券をもらう必要がありました。
ちなみにこういった屋上ドームの公開は年に何度か開催されているようなので、参加したい方は博物館の公式サイトで確認するとよさそうです。
常設展示室を見学
屋上ドーム見学の集合時間まで、常設展示室を見て回りました。3階フロアが古代と中世、2階フロアが近・現代と民俗がテーマとなっています。
神奈川県立歴史博物館の良いところは、展示資料の写真撮影がOKなところです(撮影禁止の資料は除く)。
展示の中には撮影禁止のものもあり、立派な仏像とか貴重そうな文化財はNGになっていたりしますが、模型や説明など撮影できるものも多くあるので有意義に見学できます。
古代史でお馴染みの貝塚も神奈川で出土されたものだと親しみを感じるような。
馬の埴輪=「ひんべえ」と言ってしまう。
風の又三郎?(違う気がする)
保存状態の良い大きな大砲。
展示の中には、世界を魅了した“幻のやきもの”といわれる横浜眞葛焼(まくずやき)も複数展示されていました。
真葛焼は、横浜の地で宮川香山がはじめた陶磁器を指します。 万国博覧会で入賞し世界に「まくず」の名を知らしめます。2代目・3代目と継承しますが、昭和20年の横浜大空襲の際、3代目にあたる後継者が犠牲となり、この伝統は途絶えたままになっているそうです。
独特のゴージャスな雰囲気の焼き物だと思いました。もし沢山ご覧になりたい方は、神奈川区に「宮川香山 眞葛ミュージアム」があるので足を運んでみることもおすすめです。
横浜正金銀行本店模型があり、銀行だった時代の展示を見ることができました。
展示のところどころに、博物館のキャラクター「パンチの守」さんによる子ども用の解説があり、大人が読んでもわかりやすくてGOODです。
横浜(現・桜木町駅)~新橋間を走行。明治5年(1872)鉄道開業時の1号機関車の模型です。
古代・中世も良いけど、横浜らしさがグッと感じられる近代の展示が個人的には面白く感じました。
パソコン??と思ったら、1978年(昭和53年)に東京芝浦電気が発表した、世界初の日本語ワードプロセッサということです。ウィキペディアによると価格は630万円、重さは220kg!
屋上ドーム見学
集合時間となり、いよいよ屋上ドームの見学です。
こんな感じの階段を上って屋上へ。
こちらが屋上。建物のシンボルである大きなドームは、横浜三塔(キング・クイーン・ジャック)にちなんで「エースのドーム」とも呼ばれています。
ドームを飾るしゃちほこ的なやつは「ドルフィン」と言うそうだけど、見た目とネーミングが違っていて面白いです。
頭上と足元注意なドーム入口。
初めてドーム内部に入ってみたけど、がらんどうで、内装もないことに驚いた。
関東大震災後の写真の展示が置いてあり、音声での解説は聞けました。
1923年(大正12年)の関東大震災で、建物1階から3階までの内装とドームを喪失。ドームは1967年(昭和42年)に復元されたそうです。
特別展
常設展示、屋上ドームを見学を終え、特別展へ。特別展は撮影不可でした。
フリーゾーン
ちょっと変わったお土産が置いてあるミュージアムショップ。
喫茶室「ともしび」です。今回は馬車道通りの飲食店に行ったので利用しませんでした。
ところで神奈川県立歴史博物館は2025年1月から2026年9月(予定)まで、改修工事のため休館となるそうです(見学予定がある方は気を付けて)。常設展示だけでも見ごたえがあったので、再開を楽しみにしたいです。
基本情報
- 名称:神奈川県立歴史博物館
- 住所:神奈川県横浜市中区南仲通5-60
- URL:https://ch.kanagawa-museum.jp/