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横浜・日本郵船歴史博物館の「横浜郵船ビル」がホテルに再生!中区海岸通り地区の再開発

横浜郵船ビル

横浜市は、日本郵船・三菱地所・宇徳が手がける中区「海岸通り地区」の再開発に向け、都市計画変更の提案があったと発表。地域一帯にオフィスやホテル、文化施設などを設置して再開発する計画で、現在「日本郵船歴史博物館」が入る「横浜郵船ビル」はホテルに再生されます。

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都市再生特別地区(海岸通り地区) 都市計画について

関内地区とみなとみらい21地区を結ぶ結節点に位置する中区「海岸通り地区」は都市再生特別措置法の規定に基づく都市再生緊急整備地域となっています。市は6カ月以内に都市計画審議会などを行い、都市計画の変更について検討します。

海岸通り地区

写真中央に「横濱ビル」、その手前が「横浜郵船ビル」(2021年5月撮影)

提案は、歴史的建造物の保全と土地の高度利用により、都心臨海部の地区間の連携の強化と都市機能を強化し、関内地区を活性化する機能を集積することで横浜都心臨海地域の国際競争力の強化を図る内容です。

画像引用元:都市再生特別地区(海岸通り地区)都市計画(素案)の概要

日本郵船歴史博物館」が入る「横浜郵船ビル(A-2地区)」、老朽化により解体が決まっているレトロモダンビル「横濱ビル(A-1地区手前部分)」、2018年に解体された「日本郵船横浜海岸通倉庫」跡地で現在はタイムズの駐車場となっている敷地(A-3地区、A-1地区後方部分)をA地区とし、さらに宇徳が所有する「創造空間万国橋SOKO」の敷地をB地区として、合計約1.5ヘクタールの計画地となります。

A地区のパース図(横濱ビルの跡地に高層ビル)

歴史的な建築である「横浜郵船ビル」は保存してホテルなどとして活用(A-2地区、画像左)。「横濱ビル」と「日本郵船横浜海岸通倉庫」跡地には、オフィス、インキュベーション施設、文化施設、店舗などが入る高さ約100メートルのビルを新設し(A-1地区、画像右)、2027年に供用を開始する計画です。

横浜郵船ビルが持つ意匠上の特徴を尊重した高層棟のデザインです。

また、「横浜郵船ビル」の文化施設はA-1地区に再整備される計画となっており、「日本郵船歴史博物館」は高層棟に移転すると思われます。

B地区のパース図

宇徳が開発事業者となる「創造空間万国橋SOKO」跡地には、グループ統括機能を含む本社機能、並びに港湾事業、物流営業 機能、プラント営業機能の集約的な整備を実施します。

※都市計画の当初の計画と変更点の比較については、下記の記事にまとめました。興味のある方は併せて御覧になってみてください。

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