みなとみらい21中央地区52街区の建設状況!ゲームアートミュージアムと超高層オフィス
横浜・みなとみらい21中央地区52街区にオフィス、ゲームアートミュージアム、店舗などで構成される超高層複合ビルの建設予定があります。2023年1月に着工、2026年7月までの供用開始を目指します。テナントや開業日情報、工事現場の状況を随時更新してお届けします。
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みなとみらい21中央地区52街区
かつては空地だらけだった横浜みなとみらい。今は再開発が加速し、街全体の完成形が見えつつあります。「みなとみらい21中央地区52街区」はいわば最後のVIP空地といえるかも。
みなとみらい21中央地区52街区について
2020年6月25日、横浜市はみなとみらい21中央地区52街区の事業予定者を、大和ハウス工業と光優に決定したと発表しました。
高島中央公園に隣接する52街区は、国の所有地(国有地)と横浜市の所有地(市有地)で構成されています。2021年7月22日までに国有地、2022年6月22日までに市有地の土地売買契約をそれぞれ締結する予定。
2023年1月の着工、2026年7月までの供用開始を目指しています。
みなとみらい21中央地区52街区の完成イメージ
大和ハウス工業と光優の2社はSPC(特別目的会社)を組成し、オフィス、ゲームアートミュージアム、イノベーションプラットフォーム、商業店舗、地域冷暖房プラントなどで構成する複合施設を整備します。
そのうち、SPCがオフィス、イノベーションプラットフォーム、商業部分等を区分所有。光優がゲームアートミュージアムと地域冷暖房プラントを区分所有します。
市有地には超高層オフィス!クイーンズタワーA級の高さ
市有地(敷地面積地5,618.47㎡)側には、地上28階、地下1階、高さ171.35mの超高層ビルが建設されます。
「クイーンズタワーA」が高さ171.8mなので、同じくらいの高さのビルが建ちます。ちなみに、高さ150mを超える建物はみなとみらいには数えるほどしかありません。新設ビルの後方に薄く描かれている、高さ99.5mの「横浜グランゲート(SONYが入居、54街区に竣工済み)」が低く感じられるほど。
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用途は、4階~28階にオフィス、2階・3階にイノベーションプラットホーム等、1階に店舗と駐車場、地下1階に地域冷暖房プラントを計画。
国有地にはゲームアートミュージアム!コーエーテクモが手がける?
国有地(敷地面積地6,199.97㎡)側には、オアシスのような植樹空間に、巻貝のようなロールケーキのような?渦巻き状の建物が建設されます。
背景に描かれているのは「みなとみらい21中央地区53街区開発事業」で建設中の2棟ビル。手前がEAST棟、奥がWEST棟です。
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用途は、1階・2階がゲームアートミュージアムと店舗、地下1階が地域冷暖房プラントを計画。
区分所有する「光優」はコーエーテクモHDの親会社、光優HDの傘下企業です。関連して、近隣の47街区にはKTビルが竣工済みで、コーエーテクモゲームス本社が入居しています。
キング軸と計画地
52街区の国有地と市有地の間は歩行者動線の「キング軸」となっています。
イメージ図の左下は、横浜グランゲートの2階デッキ部分(完成済み)です。新設高層オフィスビルとは2階デッキ部分が連結されるようです。また、右下に描かれている53街区(工事中)のデッキも合わせて連結される予定になっています。
キング軸を海側に進むと、高島中央公園があり、その先が臨港パークにつながる「キングモール橋」となります。52街区が完成することにより、歩行者動線としてのキング軸も完成すると思われます。
キング軸に沿って、計画地の「52街区」(手前側)、竣工済みの「54街区(横浜グランゲート)」(右奥)、工事中の「53街区」(左奥)を配置しています。
左側に伸びるデッキは既存の「すずかげ通り歩道橋」で、53街区の工事に伴い利用が一時中止中。手前に伸びるデッキは、今後既存の「高島中央歩道橋」を組み込んで作られるのではないかと予想します。
右に伸びるデッキは、「60・61街区」の方向です。現状空地ですが、世界レベルの新劇場ができるという話もあります。その奥側で世界レベルのミュージックパーク計画「Kアリーナプロジェクト」が進んでいます。
みなとみらい21中央地区52街区の棟・フロア構成
◆国有地
- 1~2階:ゲームアートミュージアム、店舗
- 地下1階:地域冷暖房プラント
◆私有地
- 4階~28階:オフィス
- 2階・3階:イノベーションプラットホーム等
- 1階:店舗、駐車場
- 地下1階:地域冷暖房プラント
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みなとみらい21中央地区52街区の概要
みなとみらい21中央地区52街区の概要は以下の通り。
名称 | みなとみらい21中央地区52街区 |
---|---|
敷地面積 | 11,818.44㎡ |
高さ | 地上28階、地下1階、171.35m |
施設内容 | オフィス、ゲームアートミュージアム、イノベーションプラットフォーム、商業、地域冷暖房プラント等 |
建築主 | 大和ハウス工業、光優によるSPC |
着工 | 2023年1月予定 |
供用 | 2026年7月予定 |
みなとみらい21中央地区52街区建設現場写真
ここからは、みなとみらい21中央地区52街区の建設現場を写真で紹介します。
2021年6月26日
横浜グランゲート2階テラスから52街区を見渡すことができます。
歩行者動線のキング軸を挟んで右側が国有地、左側が私有地です。
52街区の私有地側に、高島中央公園に渡ることができる「高島中央歩道橋」がポツネンと存在しています。この歩道橋も再開発で利用されると思うのですが、どうでしょう。
国有地側の原っぱ。この下はみなとみらい線が通っています。
ゲームアートミュージアムの予定地です。
私有地側の原っぱ。道路(とちのき通り)の向こう側に横浜アンパンマンこどもミュージアム、Kアリーナプロジェクトの建設地、オーケーみなとみらい店が見えます。
国有地側の敷地には国有地であることを示す看板が建っているのが印象的です。
奥に見えるクレーン車が立ち並ぶ建設地が53街区、ガラス張りの建物が54街区に竣工した横浜グランゲートです。
基本情報
- 名称:みなとみらい21中央地区52街区
- 住所:神奈川県横浜市中区みなとみらい5丁目1-3、1-2ほか(地番)