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横浜みなと博物館がリニューアルして楽しくなった!VRシアターや新シミュレーターなど見どころ解説

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帆船日本丸と横浜みなと博物館

横浜・桜木町の日本丸メモリアルパーク内にある博物館「横浜みなと博物館」が2021年6月からのリニューアル工事を終え、2022年6月28日(火)にリニューアルオープンを迎えます。

リニューアルでは国内初の常設型VR展示をはじめ、ガントリークレーンシミュレーターなどの体験型コンテンツが導入され展示内容がパワーアップ。今回内覧会にて見学し、通常は写真撮影できない館内を先行取材してきたので見どころをお伝えします。

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横浜みなと博物館がリニューアル

横浜みなと博物館

横浜みなと博物館は日本丸メモリアルパーク内にあり、1号ドックに浮かぶ帆船日本丸と共に親しまれている博物館です。平成元(1989)年の開港130周年を記念して「横浜マリンタイムミュージアム」が開業し、その後現在の名称の「横浜みなと博物館」になりました。

横浜みなと博物館

外観上のリニューアルとしては、桜木町側に屋外ルートサインを新設。案内サインおよび博物館入口がリニューアルし、1号ドック周辺とパーク内のブロック舗装も更新されています。

全体にリニューアル前より色使いやデザインがスッキリしてスタイリッシュになった印象です。リニューアル前の博物館外観が気になる方は、以下の記事で以前の様子を確認できます。

横浜みなと博物館リニューアル見どころ「地下1階展示室」

横浜みなと博物館

新たに吊り天井の耐震化が施された館内常設展示室。

博物館の展示テーマは引き続き「歴史と暮らしの中の横浜港」となります。

横浜みなと博物館

地下1階は「横浜港の歴史ゾーン」と「横浜港の再発見ゾーン」に区分され、歴史ゾーンでは横浜村だった時代から現在に至る約160年の横浜港を時代別に解説しているのはおよそこれまで通り。

リニューアル内容としては、開港の歴史を模型と映像で演出した展示、港をダイナミックに体感できるVRシアターの導入、ガントリークレーンシミュレーターの設置など、最新の映像機器を取り入れた体験型コンテンツが追加設置されています。

以下、新たな見どころをご紹介。

映像展示「横浜開港」

横浜みなと博物館

「開港前後の横浜」展示ゾーン。

横浜みなと博物館

映像展示「横浜開港」は、縦4メートル×横8メートルの大型スクリーンで、横浜開港にいたるまでの日米間の交渉を迫力ある映像で紹介。

横浜みなと博物館

リアルな黒船の模型が波間を漂うな映像の複合的な演出で見学者を開港の時代に案内してくれます。劇画調のペルリや幕府の面々、音声も印象的で開港の時代にタイムトリップできます。

ガントリークレーンシミュレーター

横浜みなと博物館

横浜みなと博物館

「コンテナ輸送時代の到来」の展示ゾーン。

横浜みなと博物館

こちらに大型の荷役機械「ガントリークレーン」のシミュレーターが新設。

横浜みなと博物館

コンテナターミナルでは、日々多くのコンテナがガントリークレーンによって船から積み下されており、その操作をシミュレーターでリアルに体験できます。

横浜みなと博物館

コンテナを引き上げて、荷台に乗せるという操作で、最後に積み下ろし時間を計算してランク付けされます。初挑戦の結果はCランク。

タッチウォール「よこはま港のやくわり」

横浜みなと博物館

「現代の横浜港」の展示ゾーン。

横浜みなと博物館

横浜港が描かれた壁面、リングアイコンに手をかざすことで、ビジュアル的に港の役割を学ぶことができます。

横浜港操船シミュレーター

横浜みなと博物館

「横浜港操船シミュレーター」は横浜港を忠実に再現した映像の中で船を操縦する本格的なシミュレーターです。中や、晴天、荒天など様々なシチュエーションでトライできます。

横浜みなと博物館

リニューアル前から継続されている設備ですので、操縦したことがあるという方もいらっしゃるかと思います。私も過去に経験があり、無事ゴールできました。

VRシアター「みなとカプセル」

横浜みなと博物館

今回のリニューアルのイチオシとなっているのVRシアター「みなとカプセル」です。

横浜みなと博物館

日本初の大型LEDパネルを5面(前・左・右・天井・床)で覆われた常設体験型VR施設で、360度の映像とサラウンド・音声によって没入感覚が楽しめます。

横浜みなと博物館

床も映像パネルになっていて、立ち位置も表示されています。

横浜みなと博物館

横浜みなと博物館

写真では上手く撮影できませんでしたが、自分がドローンになったかのように周りの景色が動いたり、現実では行けない場所や構図、ドラマチックな映像を楽しむことができました。

実際の映像の素晴らしさや没入感については、ぜひ現地に足を運び体験してみてください。

展示「埋立と築港の技術と歴史」

横浜みなと博物館

江戸時代の吉田新田にはじまり、現在進行中の新港本牧ふ頭の整備まで、横浜の埋立と築港の技術と歴史をテーマとした常設展示が新設されていました。

横浜みなと博物館

日本で初めてのテーマを掘り下げていて、まるで1つの博物館というような風体になっており、作られた方の熱意を感じる展示です。

タイムリーな話としては、TV番組「ブラタモリ」2022年5月21日放送回「横浜・川崎〜横浜・川崎は東京湾をどう進化させた?〜」に登場した浅野総一郎についても取り上げられています。

横浜みなと博物館

埋立と築港について、詳細な歴史年表や展示品、わかりやすい解説で学ぶことができ、最新のプロジェクションマッピングにより視覚的に楽しむことができます。

また、整備中の新港本牧ふ頭については、2022年6月25にリニューアルオープンした「横浜ベイブリッジスカイウォーク」でも学ぶことができ、併せて見学すると理解が深まるかと思います。

みなとの広場

横浜みなと博物館

港の役割や港の環境について、アニメーションを中心に上映するシアター的なコーナーです(出入り自由)。アニメのキャラクターがカーボンニュートラルといったテーマについて面白わかりやすく解説してくれます。

フォトスポット

横浜みなと博物館

横浜の風景をテーマにしたデジタル画像を背景に記念写真が撮影できるコーナーです。

横浜みなと博物館

背景はボタン操作で自由に設定できます。

横浜みなと博物館

撮影用の小道具もあり、思い出を形に残すことができます。

柳原良平アートミュージアム

横浜みなと博物館

「横浜みなと博物館」と併せて見学できる「柳原良平アートミュージアム」についても全面的に展示替えされています。

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まとめ

横浜みなと博物館

以上、横浜みなと博物館リニューアルの見どころ紹介でした。

最新映像施設や体験型コンテンツが増えたことにより、楽しいだけでなく展示ついてもより深く理解したいという興味がわき、何度も行ってみたいと感じるリニューアル内容だと感じました。

<横浜みなと博物館 施設概要>
■開館時間:
10:00〜17:00

■休館日:
月曜日(祝日の場合は開館・翌日休館)・年末年始・臨時休館あり

■料金:
博物館
一般500円、65歳以上400円、小中高200円
日本丸
一般400円、65歳以上250円、小中高200円
共通券(博物館と日本丸)
一般800円、65歳以上600円、小中高300円

基本情報

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