日本丸メモリアルパークの楽しみ方~船の歴史散策と夜景レストラン

横浜にある日本丸メモリアルパークのアクセス、入場料金、見どころを解説します。帆船日本丸と横浜みなと博物館がメインコンテンツとなりますが、パーク内には船の歴史を学べるオブジェも点在しており、近くには美しい夜景が見えるレストランもあります。
スポンサーリンク
日本丸メモリアルパークについて
電車でのアクセスは以下の通りとなります。
- JR根岸線 市営地下鉄ブルーライン 桜木町駅下車 徒歩5分
- みなとみらい線 みなとみらい駅・馬車道駅下車 徒歩5分
桜木町駅には東口と西口がありますが、日本丸メモリアルパークは東口の方にあります。
帆船日本丸内部見学と横浜みなと博物館展示見学については有料(共通券600円)になりますが、それ以外の日本丸メモリアルパーク内は基本的に無料で散策することができます。
日本丸メモリアルパーク見どころ
日本丸メモリアルパーク見どころや楽しみ方を解説していきます。
帆船日本丸を見学しよう
一番の見どころは練習帆船日本丸。
数多くの訓練生を育てたという船内の見学は有料になりますが、一見の価値ありです(下記の記事で詳細解説しています)。
関連記事
帆船日本丸は2017(平成29)年に国の重要文化財になりました。
そして、帆船日本丸が浮かぶ「旧横浜船渠第一号ドッグ」は2000(平成12)年に国の重要文化財となっていますので、併せてチェックしてみてください。
ビュースポットを探してみよう
日本丸メモリアルパークの中には、帆船日本丸を良いアングルで撮影できるビュースポットが複数設定されていますので、園内を探してみると楽しいです。
ビュースポットから撮影。いかがでしょうか?
他の場所では、地面に標識が出ていたりします。
こちらのビュースポットはパーク入口付近、地面から飛び出している黄色のぽっちの横にありました。
横浜みなと博物館を見学しよう
横浜みなと博物館は横浜港の歴史を勉強できる施設です。
展示見学は有料ですが、ロビーのお手洗い、ギフトショップ、「レストラン・カフェ grill&sea table AKITO」については、チケットの有無にかかわらず利用することができます。
関連記事
横浜みなと博物館を解説!見どころ・アクセス・入場料などについて
日本丸メモリアルパーク歴史散策
横浜みなと博物館の屋上に位置する芝生広場でくつろぐ人々
海を眺めながら思い思いのときを過ごせる日本丸メモリアルパークにはオブジェ、記念碑、彫刻が点在しています。
今回は、意識してみないとスルーしてしまいがちなこれらのスポットを紹介していきます。
みなとみらい21埋立事業礎石
礎石は、1984(昭和59)年の埋立の起工式で、工事の安全祈願と本格的な着工を記念して埋立地の海中に沈められ、その後引き上げられて設置されたものだそうです。
現在、シーカヤックパーク付近にポツンと建っています。
ポンプカバー
1896(明治29)年、イギリスのアレン社製
横浜船渠株式会社第一号ドッグ・二号ドッグ用排水ポンプのカバーで、同じ形のものがパーク内タワー棟付近に2基あります。
2基のドッグ内の水を排水するために、創業期(1899年開業)に導入し、約85年間使用されたということです。国指定重要文化財に指定されています。
訓練センター
観光にはあまり関係ないですが。。。会議や研修に利用できる施設です。
帆船日本丸のスクリュー・プロペラ
1929(昭和4)年、川崎造船所(神戸)
研修センターの前に、帆船日本丸のスクリュー・プロペラが設置されています。
帆船日本丸はディーゼル主機関を右舷と左舷に備えており、こちらは左舷機用の予備プロペラだそうです。
マスト
帆船日本丸のメインマスト用トップ・ゲルンマストです。
メインマストの上部のマストで、材質は樹齢200年の檜です。
1952(昭和27)年の帆装復帰工事のときに取り付けられ、以来40年間使用されたものということです。
エアー・コンプレッサー
1917(大正7)年、アメリカのニューマチック・ツール社製
1号ドッグの帆船日本丸の船首側外周付近に2基設置されています。
大正期に横浜船渠株式会社が造船事業に進出する際に導入されたもの。機械に動力となる圧縮空気を送り続ける装置ということです。
小説家・劇作家長谷川伸文学碑
横浜生まれの長谷川伸(1884~1963年)が少年期に二号ドッグの建設現場雑用係として働いていたことにちなんで、生誕100年記念に建立された碑です。
開催アクティビティ
日本丸メモリアルパークは各種水上アクティビティの開催場所としても活用されている施設です。
水陸両用バス「スカイダック」のチケットカウンターが併設されています。
シーカヤックパークと呼ばれるエリアでは、日本丸シーカヤック教室(要事前申し込み)が開催されています。
2018年5月にオープンした、水上カフェレストラン「ヘミングウェイ」。
スポンサーリンク
日本丸メモリアルパークと夜景とレストラン
夕暮れ時の日本丸メモリアルパーク。
公園内は眺めを見学できるベンチが設置されており、夜はみなとみらいの夜景を楽しむことができます。
レストラン紹介
日本丸メモリアルパークの夜景が楽しめるレストランをいくつか紹介します。
写真は土古里 Colette・Mare みなとみらい店で撮影
コレットマーレ6階、7階のレストランの多くは海側に位置しており、窓側の席からは帆船日本丸を含んだみなとみらいの夜景を楽しむことができます。
また、ランドマークの5階にある阿里山城 横浜ランドマークタワー店の窓側の席からは、ライトアップされた帆船日本丸を目の前に見ることができました。
関連記事
阿里山城ランドマークタワー店でディナーしました。メニューや料理を紹介
最後に
以上、日本丸メモリアルパークのマニアックな紹介でした。
芝生公園でボンヤリするのも良し、船にまつわる知識を深めるのも良し、夜景デートにも良しのスポットなので、横浜観光の際に気軽に訪れてみてください。
基本情報
- 名称:日本丸メモリアルパーク
- 住所:横浜市西区みなとみらい2-1-1
- URL:http://www.nippon-maru.or.jp/