横浜みなとみらいのロープウェイ 運賃1000円は高い?日中と夜景 両方乗り比べて分かったこと
2021年4月22日、横浜みなとみらいのロープウェイ「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)」がオープン。桜木町駅と運河パーク駅の乗り場の様子、混雑状況と待ち時間、営業時間、運賃1000円の価値はあるか、日中と夜景で乗り比べてみて気づいたことをお伝えします。
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YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)とは
「YOKOHAMA AIR CABIN(ヨコハマエアキャビン)」は桜木町駅前と運河パーク(横浜ワールドポーターズ前)を結ぶ、日本初の常設都市型ロープウェイです。
全長約1,260m(片道630m)、最高高さ約40m、片道 約5分の空中移動を体験できる乗り物(アトラクション)です。
運行開始日
運行開始日は2021年4月22日。
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ロープウェイの営業時間
通常の営業時間は10:00~22:00です。
※2021年4月23日から当面の間は10:00~20:00となります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
ロープウェイの運賃と往復割引
ロープウェイの料金はおとな片道1,000円 往復1,800円 、こども片道500円 往復900円。
運賃については「少々高い」と感じている方が少なからずいらっしゃるよう。私も同様に感じます。実際乗ってみて1,000円の価値があるかどうか自分なりに検証したいと思います。
往復券にすると、片道券よりおとな料金で200円割引になります。
その際、当日の営業時間内に限り有効であること、乗ったまま折り返しはできないので、到着駅の搭乗口に並び直す必要があることが注意点です。
大観覧車「コスモクロック21」とのセット券はお得
ロープウェイ「ヨコハマエアキャビン」の設置・運営は、大観覧車「コスモクロック21」の運営会社である泉陽興業株式会社が行っており、ロープウェイと大観覧車のセット券も販売されています。
セット券はおとな片道1,500円 往復2,300円、こども片道1,200円 往復1,500円。
単品で購入すると、ロープウェイがおとな片道1,000円&大観覧車が900円。セット券はおとな片道1,500円なので、400円割引になります。
最初から両方の搭乗予定があるのなら、セット券を買うべし。
ロープウェイ乗り場(駅舎)
ロープウェイ「ヨコハマエアキャビン」の乗り場は桜木町駅と運河パーク駅があります。
ロープウェイ桜木町駅
電車のほうの?桜木町駅前広場に、ロープウェイ桜木町駅の乗り場があります。
2階にチケット売り場、すぐ横が出発口です。
飛行機に乗るときのようにゲートにQRコードをかざして入場します。
桜木町の駅舎は2階建てですが、1階はエレベーターと階段だけなので、実質ワンフロアな構成。トイレはありますが休憩スペースがなくて、特にくつろぐような雰囲気ではなかったです。
ロープウェイ運河パーク駅
横浜ワールドポーターズ前に運河パーク駅の乗り場があります。
桜木町駅と比較すると、運河パーク駅のほうがゆったりとした造りになっており、1階に休憩スペースも設けられています。
チケット売り場が1階にあり、
出発口が2階にあります。夜は逆転するかもわかりませんが、日中は運河パーク駅から乗った方が混雑しないような気がします。
運河パーク駅の2階は横浜ワールドポーターズとデッキで連結されています。
ヨコハマエアキャビンロープウェイ搭乗記
前置きが長くなりましたが、以下が横浜ロープウェイの体験談です。
1回目はオープン初日の日中に、2回目は1か月ほど経ったタイミングで夜の時間帯に乗ってみました。
「ヨコハマエアキャビン」桜木町駅から昼に乗ってみた(待ち時間30分)
オープン当日、午前中開催のオープニングセレモニー直後は混雑しそうだなと思い、午後に桜木町駅舎を訪問してみました。
訪問時、桜木町駅舎の入口にあるエレベーターは下り専用になっていたので脇の階段から2階へ。
また、ヨコハマエアキャビン10分待ちと看板がでていました。このくらいなら全然余裕と思ったのですが、実際には乗るまでに30分かかっています。
列に並びながらチケット売り場に進む一行。
チケットを購入し、出発口をくぐった後も待機時間がありました。
いよいよそのとき。
立派なゴンドラ(キャビンというべき?)と御対面。
最大8人乗りのゴンドラではありますが、ゴンドラ1基に対して1グループ乗車なので、他人様と相席にはなりません。この点重要ですよね。
オープン数日前に流れていたTVニュースで横浜のロープウェイが取り上げられていて、そこでもゴンドラ1基に対して1グループ乗車と報道されていました。
動き出すと、最初の方は多少の揺れがあり大いにビビりましたが、段々と景色に魅了されていきました。
前方、ゴンドラの奥側は視界良好。
足元も視界良好。
ドア側は貼っているものなどの関係で景色があまり見えませんでした。
壮大なバックミュージックとともにみなとみらいの景色やすれ違うゴンドラの存在を感じる空中のひと時。
途中まで緩やかな上りで、最後は下るようなイメージ。
最後も少しばかりの揺れを感じました。
時間を確認すると約5分間の空中散歩。楽しかったです。
まだ日が落ちていないので見えづらいのですが、ゴンドラの一部分が光るようになっていて、1基ごとに違う色で発光しています。夜間は駅舎内部もライトアップの演出が行われるようなので、夜の時間帯に行くのもきっと素敵だと思います。
「ヨコハマエアキャビン」運河パーク駅から夜に乗ってみた(待ち時間0分)
オープンから1か月ほど経った平日の夜。
今度は夜景のロープウェイに乗ってみようと運河パーク駅を訪問。このときは全く混雑していなくて待ち時間0分状態でした。
日没後の運河パーク駅では、壁面に映し出されるライトアップ映像を楽しむことができます。
10分に1回間隔で約3分間の映像作品が上映されていますので、時間に余裕のある方はついでに鑑賞してみてください。
さて、搭乗までの流れは省きまして、既にゴンドラの中です。
観覧車の近くの結婚式場の消灯時間は夜8時のようです。私が通過したときは夜8時をわずかに回っていたので少々寂しい印象の夜景となりました。
失敗写真で失礼します。夜間はゴンドラ内のガラス面の反射が日中以上に強く、かつ夜景でブレやすかったので全然まともな写真が撮れず、ゴンドラ内で発狂してました(笑)
記録に残すなら動画の方が相性が良いのかもしれません。
桜木町駅に到着。
夜間は両駅とも内部がライトアップされていて外から見ると幻想的な雰囲気です。夜のロープウェイは昼間とは別世界。これはこれで素敵な体験でした。デートの帰り道に組み込むとよさげ。
ただ、夜景を見るという目的ですと移動時間の5分は短いように感じらました。ロマンチックに行くなら15分の時間をかけて回ってくれる大観覧車の方がゆっくりはできます。
また、「ロープウェイに乗ったぞ感」をより強く感じられたのは、夜景よりも視界良好な日中の方でした。意見が分かれるところかもしれませんが、私の感想としては昼の空中散歩に1票入れたいです。
感想まとめ
横浜みなとみらいのロープウェイ「ヨコハマエアキャビン」に2回乗ってみた感想です。
山頂とふもとに設置されているなら必要不可欠ですが、そもそも横浜屈指の快適遊歩道「汽車道」とかぶる区間に設置されている「ヨコハマエアキャビン」は、乗って楽するためのロープウェイとしては弱いと思われます。よって、交通手段と考えると値段が高いと感じてしまうかも。
結論としては、日中の風景と夜景、2つの風景を楽しめる施設「ヨコハマエアキャビン」は交通手段というより、アトラクションとしての楽しみ方がふさわしいでしょう。非日常のワクワク感、空中散歩する爽快感は確実にあったので、1,000円でも一度は体験してみる価値はあると思います。
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「YOKOHAMA AIR CABIN」お土産情報
CIAL桜木町の「横濱菓子 ありあけ」で「YOKOHAMA AIR CABIN × ありあけ」コラボ菓子を発見。
ヨコハマエアキャビンどら焼き(3個入り)600円。箱をキャビンに見立てているようです。
ありあけのお菓子だから美味しいはずと思って購入してみました。どら焼きにYOKOHAMA AIR CABIN のロゴが入っています。空中散歩のお土産におすすめです。
基本情報
- 名称:YOKOHAMA AIR CABIN
- URL:https://yokohama-air-cabin.jp/