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横濱媽祖廟のお守りは香炉お清めで効果UP?中華街独特のおみくじと参拝方法を解説

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横濱媽祖廟

横浜中華街には有名神社が2か所(横濱媽祖廟・横浜関帝廟)あります。道教の神様を祀っているので参拝の仕方が日本とは違います。横濱媽祖廟(読み方:よこはままそびょう)を参拝し、お守りやおみくじを買ってみたので、場所、アクセス、御利益、効果について解説します。

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横濱媽祖廟の場所とアクセス

南門シルクロード

横濱媽祖廟の場所は横浜中華街の南門シルクロードです。エンタメ施設「横浜大世界」が目印で、その斜め向かいにあります。

◆電車でのアクセス

  • JR根岸線 石川町駅 中華街口より徒歩10分
  • みなとみらい線 元町中華街駅 3出口 中華街口より徒歩3分

横浜関帝廟から行く場合

関帝廟通り

横浜関帝廟がある関帝廟通りから行く場合も正面に「横浜大世界」が見えているのでわかりやすく、一日で横浜関帝廟・横浜媽祖廟の両方参拝することも可能です。

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横濱媽祖廟とは

横濱媽祖廟

2021年に撮影した横浜媽祖廟

横浜関帝廟と横浜媽祖廟は見た目は同じようでも歴史に差があります。

横浜関帝廟が明治生まれ(1871年)であるのに対し、横浜媽祖廟は平成生まれ(2006年)。横浜港開港150年記念で作られた比較的新しい横浜中華街の名所となります。

また、2019年11月に改修工事が終わり、装飾物が一新されているそうです。

横濱媽祖廟

2016年に撮影した横濱媽祖廟

2016年に撮影した横濱媽祖廟と見比べてみると、門に描かれている図柄のデザインが別物になっています。柱の無地部分にも細やかな図柄が加えられ、華やかさがアップしています。

横濱媽祖廟の由来

横濱媽祖廟

入口のに横濱媽祖廟の説明がありますので、一読するとよいでしょう。

横濱媽祖廟の門の上に「天后宮」とあり、「天后」は媽祖様の別名となります。則天武后と同じ天后が付せられており、もっとも地位の高い女神ともされています。

「媽祖」は北宋時代(西暦10世紀ごろ)に実在した福建省・林氏の娘(林黙娘)だそうです。16歳のころ神通力を授かり、28歳で昇天したといわれています。

媽祖さんは関帝廟の関羽さんのように歴史に出てくる人物ではないので、エピソードは伝説的なものが多いようです。

林黙娘と呼ばれていた頃「千里眼」「順風耳」という悪鬼を調教した後に連れ従えていて、雲の上に載って海パトロールをしていたそうで、昇天後は海の守り神として神格化されました。

横濱媽祖廟の御利益

横浜中華街・媽祖廟

横濱媽祖廟の御利益は「家内安全」「開運厄除」「健康祈願」「旅の安全」です。

さらに、子宝の神様「註生娘娘」・安産の神様「臨水夫人」・縁結びの神様「月下老人」、学問の神様「文昌帝君」が神殿内に祀られています。

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横濱媽祖廟の境内

横浜中華街・媽祖廟

横濱媽祖廟の本堂の前に、蝋燭をお供えする開運蝋燭です(奉納料1本100円)。

横浜中華街・媽祖廟

横浜中華街・媽祖廟

横濱媽祖廟の石獅(狛犬) です。

横浜中華街・媽祖廟

金紙を焚き上げる金亭が左右にあります。

横浜中華街・媽祖廟

なんとなく座りにくい中国風のベンチ。

横濱媽祖廟・参拝の仕方を解説

境内入るのに料金はかかりませんが、本殿での参拝は有料になります。

線香を購入

横浜中華街・媽祖廟

境内に入って右側に売店があり、金紙や線香などの参拝用品は自販機で清算します。

横浜中華街・媽祖廟

日本の神社にあるようなお守りも販売されています。

アドバイスとしましては、横濱媽祖廟で参拝&お守りを買うと決めている人は、お守りは帰りに売店で買うのではなく本堂の中で買ったほうが良いです。理由は後ほど解説します。

横浜中華街・媽祖廟

お清め線香5本(参拝証付き)の料金が500円となります。参拝証は裏が護符になっていて、お財布の中などに入れておくとよいそうです。

横浜中華街・媽祖廟

狛犬の後ろの階段を上り、香炉の場所へ。

線香を供える

横浜中華街・媽祖廟

点香台があります。スタッフの人が火をつけてくれ、参拝の作法を教えてくれます。

横浜中華街・媽祖廟

5つの香炉(神様の名前が書かれている)を番号順に巡り、線香を1本ずつ差し込んでいきます。それぞれ差し込む前に、「3回おじぎ」と言われたと記憶しています。

横浜中華街・媽祖廟

1番目の神様は特別で「玉皇上帝」といい、中国道教の最高位の天の神様になります。ちなみに横浜関帝廟も同じようになっていて、同じ1番の場所に同じ「玉皇上帝」の香炉があります。

横浜中華街・媽祖廟

2番目の神様は「天上聖母(媽祖様)」。本殿内正面に媽祖様の像があります。

横浜中華街・媽祖廟

3番は子宝の神様「註生娘娘」・安産の神様「臨水夫人」の香炉。

横浜中華街・媽祖廟

4番は縁結びの神様「月下老人」・学問の神様「文昌帝君」の香炉。

横浜中華街・媽祖廟

5番目は金運・財産安全の神「福徳正神」で、この神様は横浜関帝廟でも祀られています。

それと、1番の神様以外の像は本堂の中に安置されているのですが、「福徳正神」だけは像と香炉がセットで外に祀られている形になっています。

横濱媽祖廟・本殿内へ

横浜中華街・媽祖廟

お線香を供え終わったら神殿内へ。

横浜中華街・媽祖廟

右側の入口と看板の出ている方から入場します。

横濱媽祖廟・参拝方法

参拝方法はスタッフの人が教えてくれますので、初めてでもまったく問題ありません。

  1. 拝礼台にひざまづく
  2. 合掌して3礼
  3. 住所・氏名・生年月日・お祈り
  4. 最後に1礼

真ん中に「媽祖様 with 千里眼・順風耳」、右側に「註生娘娘」「臨水夫人」、左側に「月下老人」「文昌帝君」のコーナーがあり、スタッフの指示通り参拝すればOKです。

横濱媽祖廟・おみくじ

横浜中華街・媽祖廟

おみくじは200円。媽祖様の前で引くことができます。

神筈式おみくじで、問いに対する答えをもらうという形になります。これもスタッフの人が誘導してくれますのでその通りに行えば問題ありません。

横浜中華街・媽祖廟

最後、番号に対応する結果をもらいます。

横濱媽祖廟のお守り~本殿で買って香炉でお清め!

横浜中華街・媽祖廟

参拝&おみくじが終わると、すかさず「お守りいかが?」の流れになりました。

「下の売店と同じですよね?」と確認すると、ここで購入するとそのまま香炉でお清めできるので、お守りは本殿内で買うのがおすすめとのことでした。ならばと思い購入。

ピンク色のお守りが「開運厄除」で、黄色のお守りが「招財進寶」となります。各800円で、中にパワーストーンが入っているものです。

そして、ちょっとビックリしたのが、お守りは返納しなくてOKということでした。年に1回お香でお清めすればずっと持ってていいそうですよ。

最初に「媽祖廟は初めて?」と聞かれたのは、既にお守りを持っているかどうかの確認だったのかもしれませんね。

お守りのお清めにも作法があり、スタッフの方が教えてくれます。

お守りを1番の「玉皇上帝」の香炉の煙に当て、3回クルクルとくぐらせます。基本はこれでOK。余裕があったら、2~5番の香炉で同じことを繰り返します。

お守りの効果が上がりそうなので、全部の香炉でお清めしました。

本殿周りの様子

横浜中華街・媽祖廟

やることをやったので開放感。

横浜中華街・媽祖廟

本堂の裏側に回り込んでみました。

山下町公園

裏手に山下町公園が見えます。

横浜中華街・媽祖廟

柱の龍。

横浜中華街・媽祖廟

読めそうで読めない漢字は異世界のようで惹きつけられるものがあります。

横浜中華街・媽祖廟

参拝を終えて横濱媽祖廟を背に立つと門の裏に「恩澤四海」と掲げられています。これは媽祖様の恩澤(ご利益)が四海(世界中)に及ぶという意味合いだそうです。

周辺施設

ぱんだや

横濱媽祖廟の正面に「ぱんだや」。

熊猫飯店

隣が「熊猫飯店」。

熊猫飯店

ドラマ「逃げ恥」ロケ地でもありました。

2階の窓際席からは媽祖廟がよく見えます。参拝後、熊猫飯店に行ってみるのもいいかも。

基本情報

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