原鉄道模型博物館の当日券をファミマで購入して見学!チケットの買い方が変更されてたので解説します
横浜の原鉄道模型博物館を見学して写真撮影を楽しんできました。ファミマで購入できる当日券チケットの買い方、料金、アクセス情報、見所、所要時間、お土産ショップ、ランチできるレストラン情報などについてまとめました。
今回2024年10月に3度目の訪問をしたら、チケットの買い方や料金、定休日などが変更されていました。本記事は2018年に2度目の訪問をしたときに執筆した記事を加筆修正。古い情報は新たな情報に差し替えてお届けします。
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原鉄道模型博物館へのアクセス
最寄り駅は、JR「横浜駅」徒歩5分、みなとみらい線「新高島駅」徒歩2分となっており、行き方の地図は公式サイトに掲載されています。
横浜駅利用の場合は、東口のポルタ地下街をそごう横浜店まで進み右折。スカイビル近くにある大きい階段から地上に出るとわかりやすいです。
ポルタ地下街に慣れている方は、上で紹介した大きい階段のすぐ近くポルタ寄りにある「G階段」のほうが若干近道です(周辺に原鉄道模型博物館の看板等も出ています)。
横浜三井ビルディングの2階が原鉄道模型博物館です。建物前の金色の銅像が良くも悪くも?目立っておりますので、目印になりますね。
原鉄道模型博物館の営業時間と定休日
■営業時間:
10:00~17:00(チケット販売終了16:00/最終入館16:30)
※予告なく営業時間を変更する場合があります。
■休館日:
毎週火曜日・水曜日(祝日の場合は営業し、翌営業日に振替休館)
年末年始、2月上旬(館内保守点検期間)
以前は火曜日が休館日でしたが、現在は火曜日・水曜日が休館日となっていますので要注意。
※その他、2階の展示会場までエスカレーター利用となりますが、脇にエレベーターも設置されています。ベビーカーや車いすの方はエレベーターを利用するようにと注意が促されています。
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原鉄道模型博物館のチケット料金と購入方法
■入館料:
平日 大人 1,200円、中学・高校生 900円、小人(4歳以上)600円
土日・祝日・ハイシーズン 大人 1,300円、中学・高校生 1,000円、小人(4歳以上)700円
チケットは以前は2階の券売機で購入できましたが…
現在は、来館前に日時指定の入館券を購入する方式になっています。
入館券は、チケット販売WEBサービス「イープラス」 またはファミリーマートのマルチコピー機で販売しています。
今回はネット購入はしていなくて、当日券を同じビル内1階にあるファミリーマートで購入します。店舗の方にも「原鉄道模型博物館 入館券販売中!!」と貼ってありアピールしています。
店舗のマルチコピー機への案内がやたら丁寧です。
迷い人が多く発生しているのか?もしかしたら、マルチコピー機じゃなくレジの方に直接行ってしまう人がいるのかもしれませんね。
こちらのマルチコピー機端末で案内にしたがって操作します。
マニュアルを見たところ、予約済みのチケットを発券する場合用と、現地で購入する場合用の2種類があるようでした。我々は後者で。
マルチコピー機から出力されたレシートを持って、ファミマのレジにてチケット代を清算。これで入館券チケットをゲットすることができした。
原鉄道模型博物館の見所
チケットを持って2階の受付へ。
以前は自動改札風の入口をくぐり見学スタート!でしたが、今回は受付の方に入館券を見せると通過できました。入口のゲートが開きっぱなしになっていたのが少し拍子抜けです(※写真は以前に撮ったもので、ゲートが閉じています)。
原鉄道模型博物館について
原鉄道模型博物館は、2022年7月10日に開館10周年を迎えました。
世界的に著名な鉄道模型製作者であり収集家の原信太郎氏(1919~2014)が製作・所蔵した鉄道模型と鉄道に関するコレクションを公開する博物館です。
原氏のコレクション6,000点のうち、約1,000点の鉄道模型を展示し、走行させています。 原氏の緻密で精巧な鉄道模型の数々、そして世界最大級のジオラマ「いちばんテツモパーク」など、鉄道ファンならずとも楽しめる魅力が満載です。
第一展示室「原模型の神髄」
エントランスを過ぎると、第一展示室「原模型の神髄」となります。
こちらでは原信太郎が製作した鉄道模型の代表作が展示されています。
見所は以下の通り。
- 一号機関車
- 金剛山電気鉄道22号
- 箱根登山鉄道 チキ形 チキ1
- オリエント急行
- 或る列車
- スイス国鉄 Ae4/7形
- 阪神電気鉄道311形313
原信太郎が小学6年生の時に初めて作った「一号電気機関車」。
原鉄道模型博物館のロゴマークにもなっており、原信太郎の原点ともいえる模型です。
ドイツ型のパンダグラフを真似て、パンダグラフも自作。この当時、パンダグラフを自作できる模型マニアはそういなかったでしょうと、本人が著書の中で語っています。
小学生が作った模型とは思えないクオリティだと思います。
「或る列車」は明治時代に、私鉄の九州鉄道がアメリカに発注。日本に到着はしたものの、ついに一度も営業運転されなかった幻の客車ということです。
2015年8月、幻の豪華客車の模型を元に作られた本物の列車、JRKYUSHU SWEET TRAIN「或る列車」がJR九州でデビューしたというから驚きです。
展示プロムナード「原信太郎と鉄道史」
原信太郎の年表と、鉄道史とを重ねて解説した年表があります。
第二展示室「模型は語る」
原信太郎の所蔵する膨大な模型を通じて、鉄道の歴史や技術を伝えるコーナーです。
テーマごとに展示された国内外の鉄道模型、原信太郎が学生の頃に描きためた鉄道車両図面、収集した海外の鉄道関係図書を展示しています。
訪問時は原氏のすべてがわかるDVD「シャングリ・ラの夢」88分全編放送中でした。時間的に厳しかったのでスルーしてしまいましたが、もしまた再訪した際に放映されていたら、腰を据えて見てみたい気もします。
第三展示室「ヴィンテージ・コレクション」
コレクションの中でも希少なアンティーク模型や、原信太郎の名前を世に知らしめた一番切符などが展示されています。
また、原信太郎が世界中で撮影した膨大な車両写真(PCで閲覧可能)、ライカなどのカメラ機やビデオ機が多数展示されています。
訪問した国は延べ約380か国。撮影したスチール約10万枚。ムービーフィルム、16mm、8mm、VTR合わせて約440時間になるとのこと。
奥に展示されている「ヴッパータールの懸垂電車模型」は、かつてヴッパータール市の博物館から譲渡の依頼があったものの原氏が「自分の宝物」と断った過去があるそうです。
一番切符を収集する為に、学校を休んでバレてしまったり(笑)駅員が上司のために一番切符を除けたせいで二番切符を渡されときは猛抗議したりと、エキセントリックなまでの執念が伺えるエピソードが掲載されています。
また、『少年画報』1963年4月号の展示があり、原信太郎が一番切符収集マニアとして紹介されています。
さらに、銀行員の月給が70円の時代に、祖父から75円もらって関西一人旅したという、原少年(小5)のエピソードがありました。めっちゃ金持ち。
いちばんテツモパーク
原鉄道模型博物館最大の見所が「いちばんテツモパーク」です。
1番ゲージの模型が走るジオラマ。
約30m×約10mの大きさは、1番ゲージの一般公開されている室内施設としては世界最大級を誇るということです。
鉄道模型が走行するルートは5つあります。
時刻表あり。めずらしい電車を要チェック!
また、2018年訪問時と2024年訪問時の時刻表を見比べてみたら、結構全然ちがう電車が走っていて見るたびに新鮮に感じられました。
動鉄実習は整理券が必要
本物の運転台を使って鉄道模型を運転する「動鉄実習」が体験できます(要整理券)。
ジオラマ撮影してみた
裏側に回り込むと、このような歩道橋を見ることができますのでお見逃しなく。
人間関係も見てほしい
現場にいたスタッフさんが人間関係も見どころとおしゃっていたので。
よく見ると、ジオラマの人々は何かしらのアクションをとっているんです。別れを惜しむカップル、記念撮影する人、ロッククライマー等々…
また、池からネッシーらしきが顔をのぞかせていたり、どこかに雪男が隠れていたりします。
館内にある「見どころガイド」と「オペラグラス」を使ってジオラマ内を探してみるのがお楽しみです。
※5年ぶりに訪問したら、裏設定のネタがバージョンアップしていたように思います。さらに新しいことも教わってしまった。
観覧席で癒される
レイアウト全体を見渡せる観覧席に座って一息。
昼から夜へを繰り返す照明、時間限定で走る電車。ずっと同じような風景だけど、完全に同じ風景は見ることができない一期一会感。
また、音による効果でしょうか?
レールと車輪に鉄が使われているため本物に近い音が聞こえるそうです。
電車の走行音、アナウンスが流れており、不思議な癒しを感じました。
横浜ジオラマ
日本の鉄道は横浜駅(現在の桜木町駅)が発祥の地です。こちらに初代から三代目までの横浜駅舎の変遷がわかる展示があります。
「横浜ジオラマ」では、横浜の今昔を再現したHOゲージのレイアウトを見ることができます。時間帯、スポットにより、人物などが動く仕掛けもあって楽しめます。
鉄道模型のゲージについて
一口に鉄道模型といっても、大きさは規格によって異なっています。
いちばんテツモパークでは1番ゲージ(写真一番下)、横浜ジオラマではHOゲージ(写真真ん中)の大きさの鉄道模型が走っているということでした。
原鉄道模型博物館の見学所要時間
鉄道模型に興味があるかどうかで異なってくるとは思いますが、各展示に見入ったり、「いちばんテツモパーク」で写真を詳細に撮影したりしていると、1時間半~2時間くらいはかかりました。サラッと見るなら30分~1時間程度で終了できると思います。
原鉄道模型博物館のお土産
横浜三井ビルディング1Fにあった、博物館のミュージアムショップ「天賞堂みなとみらい店」は、2023年1月16日(月)をもって閉店しています。
近隣の他所の施設にはなりますが、マルイシティ横浜5階に「ポポンデッタ」という鉄道模型の専門店・鉄道グッズ・鉄道書籍のお店があり、鉄道に興味のある方には楽しい品ぞろえになっているので、何かグッズが欲しいという方は覗いてみてもいいかも。
原鉄道模型博物館の周辺レストラン
同じ館内で食事するなら、横浜三井ビルディングにはレストランとして「せんざん」「マリブ」「プロント」の3店舗が入っています。
また、近くには横浜駅ポルタ地下街、スカイビル、そごう横浜店があるので、ランチやお食事には困りません。
基本情報
- 名称:原鉄道模型博物館
- 住所:横浜市西区高島一丁目1番2号 横浜三井ビルディング2階
- URL:http://www.hara-mrm.com/