元祖つけ天そばの角平(かどへい)~横浜平沼商店街の角にある老舗店
横浜市西区の平沼商店街にあるそば屋「角平(かどへい)」は、過去に岸信介元首相が訪れていたというエピソードを持つ老舗店で、ドラマのロケ地になったこともあります。看板メニューは先代が開発した「つけ天そば」です。行列の時間帯を避け、時々行くそば屋なので店舗の雰囲気などを紹介します。
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角平(かどへい)について
横浜駅東口から徒歩で約10分。平沼商店街の並び、平沼橋のふもとにあるそば屋です。
店舗名の由来は単純明解で、「平沼の角にあるから」角平と名づけられたそうです。
創業は1950年(昭和25年)。長年付き合いのある地元の人はもちろん、遠方から訪ねてくる人もいるという人気店です。
店舗からは「ごま油」の香りが立ち込めてくるので、付近を通りかかり、ウッカリ入店してしまうこともあるかも(笑)ランチ時夕食時は行列ができていることもありますが、席数は84席ほどあるので、少し時間を外せば普通に入店できるかと思います。
また、京急本線の高架下に隣接しているという立地が独特の風情を醸し出しています。
余談ではありますが、角平の平沼商店街をはさんだ向かい側の高架下は京急「旧平沼駅跡」となっております。戦前、1931年に開業し1944年に廃止された短命な駅だったということです。
もっとも、周囲はフェンスで囲まれており、標識すら立っていないので、気がつく人は皆無。歴史に埋もれたスポットになっております。
角平の店内
大きく分けてテーブル席エリアとお座敷席部屋の2つがあります。
入ってすぐのテーブル席については、奥に厨房があり、厨房前で女将さんと割烹着と三角巾を付けた店員さんが5人くらい横並びでスタンバっているのがデフォとなっています。
なので、座る場所によっては、食べている間など見られてる感があり、やや落ち着かないと感じる人がいるかもしれません。また、忙しいときや新人が入ってオペレーションが乱れていると思われるとき、どうしても雰囲気が伝わってきてしまうんですよね。
この点は、座る場所や人によって感じ方が違うかもしれません。厨房に背を向け盛り上がっていれば全然気にならないかとも思います。
奥の座敷席は、畳にテーブルが設置されています。靴は脱ぎます。
雰囲気としては、フロアのテーブル席より落ち着いてくつろげる感じ。一方、店員さんの出現率が低いので不便を感じることは少しあるかも。
全体に昭和の雰囲気が漂う店内で、著名人や力士の写真や文言、床の間オブジェなど、歴史を感じる見どころのある店内です。
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角平のメニュー表
※角平の料理メニューの値段や詳細については、角平の公式サイトに掲載がありますので、気になる方はそちらをご確認ください。
角平の営業時間や定休日
メニュー表に営業時間の案内がありました。
- 角平の定休日は火曜日
- 営業時間は11:00~20:30
- 店内は禁煙
- クレジットカードが使えない
- 個別会計はNG
その他、メニューに書いてあった注意点も記載しておきました。
角平で食べたおそば
つけ天(1,210円)+麺大盛(110円)
こちらが角平名物のつけ天です。見た目は豪快で、海老天がつゆの中に最初から投入されているのが特徴。
- 天ぷら…衣はごま油の香りで、サクサク
- つゆ…ザ・関東風のめんつゆ味
- 麺…喉ごしが良い「角が立った」そば、ゆるくない
初めて食べたとき、正直普通だなと感じました。しかし、飽きることなく時々食べたくなってしまうのは、麺とつゆの相性、天ぷらの味が良く、総合的な完成度が高いからでしょうね。
蕎麦湯でつゆを割って飲むのも楽しみの一つです。
つけカレー(950円)
メニューにはカレー南蛮もありますが、よりそばの風味を楽しみたい方におすすめ。
カレーには長ネギ、脂身が少なくて柔らかい鶏肉が入っているのが特徴。とろみが強いので蕎麦湯をちょい足しして、食べやすいゆるさにするというのもアリかと思います。
ドラマ『今日は会社休みます。』のロケ地
レジ横に綾瀬はるかのサイン色紙が飾ってありました。
少し前の話になりますが、2014年10~12月に放送されたドラマ『今日は会社休みます。』において、主演の綾瀬はるか演じる青石花笑が一人でカレーうどんを食べた店、というのがこちらの角平になります。
当時のロケ後でしょうか。角平前にこれまでになかったような人だかりができている日もありました。
最後に
以上、人気のそば屋「角平」の紹介でした。
横浜で美味しいおそばが食べたいという時に、おすすめできる店舗です。
基本情報
- 名称:角平 (かどへい)
- 住所:神奈川県横浜市西区平沼1-36-2
- URL:http://www.kadohei.com/