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横浜駅の今昔 | 二代目横浜駅の駅舎遺構(高島町)を探索してみた

更新日: 2018年01月25日 ,

横浜市営地下鉄・高島町駅の近く、とあるマンションの敷地内に幻の駅ともいわれる「二代目横浜駅」の駅舎遺構があります。

二代目横浜駅は1915年に完成しましたが、そのわずか8年後の1923年に関東大震災によって焼失し、駅舎としての役割を終えました。

あまり知られていない穴場の観光スポットです。

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二代目横浜駅の場所

高島町交差点

横浜市営地下鉄・高島町駅から歩いてすぐ、高島交番が目印となります。

二代目横浜駅基礎等遺構

国道1号高島町交差点脇の少し奥まった場所にあるレンガ色のマンション、この敷地内に二代目横浜駅の遺構があります。

二代目横浜駅基礎等遺構

遺構部分を外からフワッと覗いてみたところです(笑)

マンションの外観となじんでいるため、ぱっとみ歴史的建造物とは気づきにくいです。

また、道行く人で足をとめる人は皆無といって差し支えありません。

二代目横浜駅基礎等遺構

マンションのエントランス前に公衆トイレがあります。

今となっては若干唐突な印象の公衆トイレですが、道路を挟んだ隣の高架下が以前駅(旧東横線高島町駅)だったことを思い起こすと、それほど不自然なことでもないのがわかります。

二代目横浜駅基礎等遺構

この公衆トイレに「二代目横浜駅遺構(マンション敷地内)」という案内が出ています。

他のブログを拝見していると、二代目横浜駅に行ってみたという人は、鉄道好き、歴史好き、あとは「偶然発見したから」という人が多いようです。

私が二代目横浜駅の存在を知ったのも、なんとなく公衆トイレの案内板見たからだったような気がします(ハッキリ覚えていない・・・)。

二代目横浜駅基礎等遺構

二代目横浜駅基礎等遺構

公衆トイレの裏側を回りマンションのエントランスを進んでいくと、二代目横浜駅の案内が出ており、地中に埋もれていた駅舎の基礎部分を見学できるようになっています。

二代目横浜駅基礎等遺構

写真をみると東京駅を思わせるようなレンガ造りで、実物はとても立派な駅舎だったのでしょう。

以下、プレートの説明文です。

二代目横浜駅は大正四年八月十五日に開業され、大正十二年九月一日関東大震災のため焼失した。

わずか八年という短命で、半ば「幻の駅」といわれている。この以降は駅舎の基礎部分にあたる。

また、横浜共同電燈会社裏高島発電所の第二海水引入口の遺構もあり、二つの歴史上貴重な遺構が重なった珍しい遺構である。

二代目横浜駅基礎等遺構

写真プレートの下にも情報があります。

二代目横浜駅基礎等遺構

横浜市認定歴史的建造物の銘板に「二代目横浜駅基礎等遺構」とあります。

マンション建設にあたり遺構が出土したのが2003年、横浜市認定歴史的建造物の認定が2006年という流れのようです。

二代目横浜駅基礎等遺構

当時の駅構内の配置図があり、目の前にある遺構が駅のどの部分にあたるのかがわかるのと同時に、露出しているのは大きな駅舎跡のほんの一部であるということに気づかされます。

二代目横浜駅基礎等遺構

ちなみに、マンションのエントランスの床面にあるレンガの道線は単なるデザインではなく、かつての駅舎にあった部屋の仕切りを示しているそうです。

二代目横浜駅基礎等遺構

二代目横浜駅の遺構は「ロワール横浜レムナンツ」の敷地内にありますが、遺構周辺は一般公開地になっているので自由に利用することができます。

二代目横浜駅基礎等遺構

遺構を見学していても不法侵入にはならないということなので(笑)階段を下りてみました。

ガラス越しに見えるマンションのロビーには展示物がありますが、一般人には公開されていません。

二代目横浜駅基礎等遺構

一番奥側です。

二代目横浜駅基礎等遺構は大正時代のものですが、より古い明治時代につくられた横浜共同電燈会社裏高島発電所の第二海水引入口の遺構も同時に見ることができます。

うっすらレンガの枠らしきが見えますが、見学用のガラスは曇り説明らしきもないので、正直何だかよくわからない状態です。

二代目横浜駅基礎等遺構

二代目横浜駅基礎等遺構

二代目横浜駅基礎等遺構

年代物のレンガが積まれた二代目横浜駅の基礎部分です。

残念ながら、このビジュアルだけで当時の横浜駅の空気やたった8年の生涯を思い描けるほど私の想像力は豊かではありません。

調べてみたところ、東日本建設業保証株式会社のウェブサイト上の「横浜駅の物語」に、二代目横浜駅の現役姿や平成になって発掘された遺構の全景写真が掲載されており、興味深く参考にさせていただきました。

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温故知新の道

ここ数年の間に、横浜駅を中心に「温故知新の道」という散策ルートの案内が整備されていす。

二代目横浜駅基礎等遺構

二代目横浜駅の場所にも、いつの間にか立て札ができていました。

二代目横浜駅基礎等遺構

二代目横浜駅の写真。

二代目横浜駅基礎等遺構

説明文は以下の通りです。

東海道本線は大正3(1914)年の東京駅開業に伴い、東京駅を起点とした運行を開始します。これに続いて、大正4(1915)年に、初代横浜駅(現、桜木町駅)が高島町交差点に移転し、2代目横浜駅として開業します。2代目横浜駅の開業で、東海道本線は初代横浜駅でスイッチバックしていた路線を廃止し、石崎川沿いのルートを走るようになりました。2代目横浜駅は、関東大震災で駅舎が消失するまでの約10年間、現在地にありました。

初代横浜駅と2代目横浜駅がともに住宅街から離れた場所につくられたのは、機関車の火の粉による家屋の火災を防ぐことを考慮したためだと思われます。

旧東横線高島町駅(廃駅)

旧東横線高島町駅

先に公衆トイレの下りでふれましたが、旧東横線高島町駅(廃駅)がすぐ隣にあります。

ただし、駅だったころの名残はほとんどなく、風情としてはただの高架下です。

旧東横線高島町駅

高島町駅の看板が掲げられていた四角い跡が、数少ない名残でしょうか。

基本情報

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